鳥越裕貴、植田圭輔、村田 充インタビュー 舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」 「今作は“不可能はない”ということを、強く示しているような作品」
4月16日(金)より大阪、東京にて、舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」が上演されます。「文豪ストレイドッグス」 は、2013年にヤングエースにて朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)により連載が開始された、架空の都市[ヨコハマ]で繰り広げる大ヒット異能力バトルアクション漫画。
2017年に初舞台化、今までに4作品が上演され、それぞれ様々なキャラクターと時代にスポットを当てたエピソードで、好評を博しています。第五弾となる今作では、2018年3月に劇場版として公開された映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」がいよいよ舞台化されます。
今回お話をうかがったのは、中島 敦役の鳥越裕貴さん、中原中也役の植田圭輔さん、今回が同シリーズ初参加となる澁澤龍彦役の村田 充さん。意外な3人の関係性や今作の上演が決まった時の心境、役へ取り組み方で今までと変わった部分などについて、たっぷり語っていただきました。
DEAD APPLEの上演は「単純に嬉しかった」
――今回、鳥越さん、植田さんは、2019年に上演された「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」以来、約1年半ぶりの文ステ出演となりますが、舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」の上演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
鳥越:映画を観ていたので、お客様も「どうやってこれを舞台化するんやろ」と思うんじゃないかと感じましたね。
植田:僕も、映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE 」は6~7回くらい観ているので、ずっと舞台でやれたらなと思ってましたし、上演できるところまで漕ぎ着けたことが単純に嬉しかったです。なので、嬉しかったって書いておいてください(笑)。
――わかりました(笑)。村田さんは今回が文ステ初参加となりますが、出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。
村田:ずっと出たい作品だったので、とにかく嬉しかったですね。映画が公開されたときに、実はリアルタイムに劇場で観ていたのと、お話をいただく2週間ほど前にもちょうど自宅で観ていたんです。なのですごくタイムリーというか、いいタイミングでお話をいただいたなという感じでした。
――今作では、映画とは異なる、もう一つの「DEAD APPLE」が描かれるとのことですが、朝霧カフカ先生が舞台版として描かれる脚本で上演されることについては、どうお感じですか?
鳥越:夢のようなことなんじゃないですかね。原作者の方が舞台の脚本を書くって、あまりない経験と言いますか。なかなかできないことだと思うので、すごくありがたいなと思います。
植田:もう、間違いがないですよね。生みの親で、世に出ていない深いところまで頭の中に入ってらっしゃいますし。「なんでも聞いてください」ってフラットに言ってくれたりもして。本当に光栄というか、逆に試されてるような気もするので、頑張らないとなという気持ちでいっぱいです。
村田:やはり、特別なことだと感じます。普通はないことだと思いますし、すごく光栄ですね。
――もう、既に皆さん台本はお読みになられているのでしょうか?
鳥越:そうですね。そして、まだ稽古は始まって数日なんですが(※取材時)、多分明日、最後のシーンまでたどり着くというスケジュールとなっております(笑)。