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柴田柚菜(乃木坂46)インタビュー 『恋と呼ぶには気持ち悪い』 「私自身楽しみながらお芝居をしたいと思っています」(後編)

INTERVIEW

2024年4月26日(金)、ヒューリックホール東京にて舞台『恋と呼ぶには気持ち悪い』が開幕します。

本作は、累計発行部数150万部(電子書籍を含む)を突破した人気コミックスが原作の、エリート社会人・天草 亮とオタク女子高生・有馬一花の“年の差”ラブコメディー。2021年にはアニメ化されるなど話題を呼び、今回、待望の舞台化となりました。

とある出来事をきっかけに、亮からの熱烈なアプローチを受けることになる一花役には、乃木坂46・柴田柚菜さん。一花に狂信的な恋をする、女癖の悪いハイスペックイケメン・亮を演じるのは内 博貴さん。ほか、NMB48・龍本弥生さん、千葉瑞己さん、長江崚行さん、小見川千明さん、八城まゆさん、瑚々さん、泉澄さん、根本流風さん、片山しおりさん、尾崎明日香さんなど、多彩な顔ぶれとなりました。

THEATER GIRLは、主演を務める柴田柚菜さんにインタビュー。後編では、乃木坂46加入から5年が経って感じる自身の変化や、現在の心境などをお聞きしました。

インタビュー前編はこちら

見た目だけじゃなく心も成長した

――乃木坂46加入から丸5年が経ちましたが、振り返ってみるとどんな5年間でしたか?

あっという間というよりは、一年一年着実に過ごして5年経ったという感覚ですね。乃木坂に加入したのが15歳で、今二十歳なので、やっぱり大人になったというか。見た目だけじゃなく心も成長したなと思う部分はたくさんあります。

――悩んだときは、誰かに相談したりしますか?

私はあまり人に相談しないタイプなんですが、頼れる先輩方やメンバーが周りにたくさんいるので、相談することもあります。あとは、千葉の実家に帰ることもストレス発散になりますね。特別なことをするわけではないけど、家族と買い物にいったり、お家でココちゃんとダラダラしたり、自転車に乗ったり。そんなことをしているだけでホントにラクにいられるんです。

――東京にいるときは、どうしても“乃木坂46の柴田柚菜”を背負ってしまう?

そうですね。実家に帰る電車のなかで、千葉に入った瞬間、フッとラクになるというか。自分のなかで何かが変わるのを感じるんです。逆に、東京ではスイッチが入ります(笑)。

一年を通して自分の感情と向き合った

――2023年最後のブログに、「自分とたくさん会話して、自分のことを知る一年になった」と書かれていましたが、どんな自分を知りましたか?

去年は、一年を通して自分の感情と向き合いました。それまでは、例えば悔しいと思うことがあっても、それを追究しようとしなかったんです。私は負けず嫌いなので、それ以上考えるとツラくなると思って。でも、それがなぜツラいのかとか。今、なんでイライラしたのか、なんでこんなに笑っているんだろうとか、一つひとつ具体的に考えるようにしたら、自分のこだわりだったり、“こういうときにこういう気持ちになるんだな”というのがわかったんです。自分の好きなこともたくさん見つかったし、私はこれをしたいんだな、ということもわかって。やっぱり、自分を知ることは大事なんだなと思いました。

――今、一番やりたいことは?

私は昔から、飛行機や空港、海外とか英語が大好きで、学校帰りによく成田空港に行ったりしていたんです。もし乃木坂46に入っていなかったら、航空系の仕事に就いたり、留学したりしていたんじゃないかなって思います。年齢を重ねて海外にも気軽に行けるようになって、去年はいろいろな場所に旅することができたんです。そのときに、“あー、私は旅行が好きだな”と思ったんです。一人で海外へ行ったときは、自分と会話する時間を持てたこともあって、少し大人になった気がします。

――海外を一人で旅すると、違う自分が見えてくるものですか?

“私、意外と生きていけるじゃん”と思いました。生命力というか、生きる力はあるんだなって、少し自信を持てました。

――一人で海外へ行こうと思ったのは、何かきっかけがあったのでしょうか。

とりあえず1回、自分の好きなことをやってみようと思って。すぐに予約して、ヨーロッパに行きました。

――行動力がありますね。

そうですね。現地に着いてからも、ホントにいろいろなことがあって。悪い人に声をかけられて、お金を請求されたりとか。英語がペラペラなわけでもないので困ったんですが、最終的には無事に目的地に着いたし、“なんとかできるじゃん、自分!”と思えて自信につながりました。

――それは自信になりますね。では、今後も海外旅行は定期的に?

そうですね。行ける時間があれば。お仕事で行けたら最高ですけどね(笑)。

――そして、同じブログ内に「ずっと応援してもらえる人になりたい」と書かれていますが、そういう人になるために必要なものは何だと思いますか?

これは、まさに最近よく考えていたことで、本番前とかに乃木坂46で円陣を組むとき、みんなで「努力、感謝、笑顔」と言うんですね。ホントにそれだなと思って。努力も大事だし、周りの人たちに感謝することも大事だし、ずっと笑顔でいることも大事だなって。

――柴田さんにとって、本格的な舞台出演は本作が初となりますが、今後もお芝居の仕事は続けていきたいですか?

お芝居に関してはまだ全然自信がないですが、やってみたい気持ちはあります。

――最後に、本作の上演を楽しみにされている方へ、座長としての意気込みも含めてメッセージをお願いします!

この作品を知っている方にも知らない方にも、原作のファンの方にも楽しんでいただけるように、私自身楽しみながらお芝居をしたいと思っています。ぜひ劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。

取材・文:林桃

インタビュー前編はこちら

公演概要

舞台「恋と呼ぶには気持ち悪い」

原作:もぐす(comic POOL/一迅社刊)

脚本・演出:伊勢直弘

出演:
有馬 一花:柴田柚菜(乃木坂46)

天草 理緒:龍本弥生(NMB48)
益田:千葉瑞己
多丸 快:長江崚行
松島 有枝:小見川千明
有馬百合子:八城まゆ

瑠璃:瑚々
五月:泉澄
小竹:根本流風
斎藤:片山しおり
花岡:尾崎明日香

天草 亮:内 博貴

【東京公演】
2024年4月26日(金)~5月5日(日・祝)
ヒューリックホール東京

【大阪公演】
2024年5月10日(金)~5月12日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

公式サイト:https://koikimo-stage.jp/
公式X:@koikimo_stage

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