石田千穂（STU48）インタビュー　舞台『パレード』　「グループ活動で知ることができた感情を劇中の演技でも活かせたら」（後編） 　

2022年7月16日（土）より新国立劇場小劇場にて、舞台『パレード』が上演されます。本作は、2002年初版の吉田修一氏による小説『パレード』の舞台化作品。小説『パレード』は、第15回山本周五郎賞を受賞し、2010年には映画化、2012年に初めて舞台化されました。今回は、演出に新たな試みをちりばめ、2022年版として上演されます。

脚本・演出は数々の受賞歴がある、現代演劇を得意とした平塚直隆氏が務め、5人の若者たちのルームシェアを舞台に、彼らの共同生活の経過と、そこから生じたひずみの結末が描かれます。

インディペンデント系映画配給会社に勤務する伊原直輝役には松本慎也さん、イラストレーター兼雑貨屋の店長・相馬未来役には矢島舞美さん、自称「夜のお仕事」に勤務しているという18歳の男娼・小窪サトル役には曽田陵介さん、現役大学生・杉本良介役を眞嶋秀斗さん、若手俳優からの連絡を待ち続ける大垣内琴美役を石田千穂さんが演じます。

今回THEATER GIRLでは、STU48の石田千穂さんにインタビュー。後編では、グループでの活動と個人での活動との違いやプライベート時間での癒しについてなど、たっぷりと語っていただきました。

インタビュー前編はこちら

私を入口にSTU48のことも知ってもらえたら

――普段のSTU48としての活動が、今回の舞台出演に活かせそうだと感じる部分はありますでしょうか。

グループとしての活動で嬉しい気持ちとか、楽しい、悔しい、悲しいとか、グループに入るまでは体験できなかったいろんな感情をたくさん知れたので、その感情を劇中の演技でも活かせたらなと思っています。

――逆に、今回の舞台出演によって、グループに還元できそうだと思うことはありますでしょうか。

舞台での発声方法は普段と全然違って、お腹から出す感じなのでグループで歌うときにも活かしたいです。それから、舞台を観に来てくださる方で、STU48を知らない方もいらっしゃると思うので、 私を入口にグループのことが気になってくださる方が増えたらいいなと思います。

世界観全体を見ていただけたら

――普段は、コンサートで舞台に立つことが多いかと思うのですが、演技で舞台に立つということとどんな心境の違いがありますか？

普段ステージに立つときは、歌って踊りながらもファンの方に目線を送ったりして、一緒に楽しもうということを意識してやっています。でも舞台は、来てくださった方を見るというよりは、舞台の世界観全体を観ていただくことになるので根本的に全然違うと思うし、初めての体験なのでドキドキしています。

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