平間壮一インタビュー ミュージカル「ドン・ジュアン」「少し大人になったことで、内側にある怒りを表現したい」(前編)
INTERVIEW
――ラファエル役として、こういった部分を見てほしいというポイントはありますか?
再演ということで自分も2年分歳を取ったので、人を愛するとか、人とどう接するかというのは2年でいろいろ変わってきたと思います。以前はもっと子供だったので小さなことで怒ってしまうこともあったのですが、少し成長したことで許せる気持ちが広がりまして。そのうえで、ドン・ジュアンとマリアの姿を見てどれくらい怒りが湧いてくるのか、これから稽古を重ねていきながら確認していきたいなと思います。
――前作から少し大人になって、怒りに対してどういった感情になるのか、今後本番に近付くにつれて分かってきそうという感じでしょうか?
怒鳴り声を上げることで怒っていると分かる芝居もありますが、冷静に話していても「この人怒ってる」と分かる芝居って大人になるからこそできると思うんです。なので、「あの人、冷静なのに内側にある怒りがすごい」と感じられるような場面を作れたらと今は考えています。
――そこがまた前作とは違う、注目ポイントになりそうですね。
でも自分にスキルがなかったらただの冷静な人で終わってしまうので、難しいところだなと。上手く表現できるように、頑張りたいですね。