雛形あきこインタビュー ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』 「今回のヘディは少しお姉さんらしい雰囲気になりそうな予感」(前編)
INTERVIEW
――本作で関わりの深い社長・ビグリーの印象はいかがですか。
皆さんから「とても優しい社長」と聞いているので、安心して胸に飛び込んでいこうと思っています(笑)。
「大丈夫かな? 怒られないかな?」と聞いたら、「とても優しい方だから、大丈夫だよ」と皆さんがおっしゃってくれるので、そこは安心して思い切って飛び込んでいきたいです。
前回のカンパニーは「挑戦したことに対してきちんと返してくれる」
――まだお稽古は始まっていないとのことですが(取材時)、前回のカンパニーはどんな雰囲気でしたか?
このご時世なので、最低限の会話を心がけていました。マスクをするのはもちろん、自分の稽古が終わったらすぐに帰らないといけないような状況でして。そんな状況でも、仲がいいカンパニーだったなと思います。コロナ禍以前は、稽古が終わったらみんなでご飯を食べに行って、飲みに行って……といった交流が結構ありましたが、今はちょっとしたお喋りもできなくて。その分お互い信頼しあって、やってみようと役者が挑戦したことにきちんと返そうという気持ちがみんな強かったです。そういうことは短時間でも密にできていたような気がしますね。そこの団結力が素晴らしかったと思います。
――制約があったからこそ生まれた団結力なんですね。
上手くコミュニケーションを取りづらい中でも、自分たちが集中して一生懸命お互いを探っていこうとしていました。本当に団結力があるカンパニーだったと思うので、恵まれたチームに入れたなと思っています。