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林翔太、松岡充ら出演。ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』ゲネプロ&取材会レポート!

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11月3日(水)のプレビュー・埼玉公演から始まり、名古屋・山口・香川・大阪・神奈川での公演を経て、11月25日(木)から東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演中のミュージカル『ソーホー・シンダーズ』。

本作は、童話「シンデレラ」を下敷きに創作された現代版シンデレラストーリー。楽曲を手がけるのは、ミュージカル『メリー・ポピンズ』の追加楽曲や、ミュージカル『ホンク!』などで知られる作曲家ジョージ・スタイルズと作詞家アンソニー・ドリューのコンビ。魅力的な音楽と共に、青年・ロビーと、彼の恋人でロンドン市長選の候補者・ジェイムズのチャーミングなカップルによる恋物語が爽やかに描かれている。

今回は、東京公演上演に先駆けて行われた林翔太、松岡充、水夏希、松村雄基が登壇した取材会の模様をお届けする。

取材会レポート

松岡充と約2年ぶりに共演した印象について主人公・ロビーを演じる林翔太は、「実は前回のソーホーシンダーズが終わった後も歌のことで相談に乗ってもらったりとちょこちょこ連絡を取っていた。久しぶりに会ったときは、やっと兄貴に会えて嬉しかった」と話した。

彼の恋人でロンドン市長選の候補者・ジェイムズを演じる松岡充は、「恋人でしょ?(笑)僕も2年半も離れていたとは思わないくらいの距離で付き合っている感じ。片時も忘れたことはなかった」と、林への信頼感を見せた。

再演からの参加になる水夏希は、「今回から参加するメンバーが少ないので、稽古初日から乗り遅れたら大変と思ったが、初演のように丁寧に作っていけたのでとてもありがたかった」と語った。

同じく、今回からの参加となる松村雄基は、「あたたかくてとても居心地がよい」とカンパニーの印象を述べた。

初演と変わっている部分や見どころについては? という質問に対し林は、「ほぼ変わっていて、台本の掘り下げ方が前回よりもより深いところまで堀り下げている」と語り、松岡も「新作と言っても過言じゃない」と熱く語った。

さらに、再演では振付師の方が変わりダンスがかなり変わったという質問には、「翔太がジャニーズ感をすごく出すダンスシーンがある」という話が松岡から飛び出し、水からも「振付師の方からジャニーズっぽく踊ってくださいというオーダーがあった」という話が。

林は、「そんなつもりで踊っていなかったが、つい滲み出てしまっているのかも」とはにかんだ。「水さんも宝塚の雪組感めっちゃ出てましたよ」という松岡に対し、「そこは出してる(笑)」という水の返しに会場は笑いに包まれた。

さらに、年の瀬が近付いているとのことで、今年を振り返ってどんな年だったという話題に。林は、「昨年はコロナ禍で舞台が上演できるかわからない部分があったが、今年はありがたいことにたくさんの作品に携わらせていただいた。久しぶりにやっぱり舞台っていいなと思える時間をずっと感じられた一年だった」と感慨深く話した。

松岡は、「自身のやっているバンドの全国ツアーが二つ飛んで、さらには参加予定だった大きな舞台も二つ飛んだ。ぽっかりとスケジュールが空いてしまい、最初は少しの休暇と捉えてゆっくり休もうと思ったが、どんどん先までスケジュールがなくなっていく状況に、デビューしてから活動する中でこんな時間は今までなかったので、正直焦りが出てきた。ただ、古民家を再生させたりと今までにやったことのないコロナ禍だからこそできる仕事のオファーもあり、ピンチはチャンスだと感じた」と語った。

松村は、「今年は舞台を続けることができて、違う作品だったがずっと髭と白髪の役だった」と会場を和ませ、水は、「今年は今まであまりご一緒したことのないジャンルの方々との共演が多く、成長を実感できた一年になった」と語り、「今作は今までの作品と比べてセリフがすごく少ないが、セリフを言わなくても表現できることがある。今回はアーティストの方も多いので刺激を受ける時間が多かった、コロナ禍で大変だったが得るものも多い一年だった」と話した。

最後に本作への意気込みとして松岡は、「一番思うのは長らく続いているこのコロナ禍の中、みんな制約の中でいろんなものを我慢してやっとここまで来た。基本的にエンターテインメントというものは、やはり人と出会って人に届けて成立するものなので、そういう意味ではすごく待ち望んでる公演だと思う。この先も細心の注意を払いながらやっていくので、来てくださった方の疲れてしまった心に潤いが届くように作品で届けたいと」と語った。

林は、「コロナの感染者数は減ってきてはいるが、まだまだ油断はできない状況が続いている。この作品をいろんな方に観ていただきたいが、正直「観に来てください」と大きな声では言いづらい気持ちもある。プレビュー公演、地方公演を経て東京公演初日を迎えることができたが、いい意味で慣れることなく本番中も新しい発見がたくさんあるので、何回観ても楽しめる作品になっていると思う。千穐楽までみんなで頑張るので、応援よろしくお願いします 」と、最後に抱負を語り取材会を締めくくった。

文:THEATER GIRL編集部
撮影:古原孝子

松岡充さんミュージカル『ソーホー・シンダーズ』インタビュー(前編)

松岡充さんミュージカル『ソーホー・シンダーズ』インタビュー(後編)

ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』

音楽:ジョージ・スタイルズ
歌詞:アンソニー・ドリュー
脚本:アンソニー・ドリュー&エリオット・デイヴィス

翻訳・訳詞:高橋亜子
演出:元吉庸泰
音楽監督:大嶋吾郎
振付:原田 薫/赤澤かおり

出演: ロビー・・・・・・・・・・・・・・・洗濯屋を営む青年 林 翔太
ジェイムズ・プリンス・・・ロンドン市長選の立候補者 松岡 充

ウィリアム・ジョージ・・・ジェイムズの選挙本部長 東山光明
マリリン・プラット・・・・・ジェイムズのフィアンセ 綿引さやか
サーシャ・・・・・・・・・・・・・ウィリアムの助手 西川大貴
ヴェルクロ・・・・・・・・・・・若いシングルマザー 豊原江理佳
クローダ・・・・・・・・・・・・ロビーの義姉妹 菜々香
ダナ・・・・・・・・・・・・・・・・ロビーの義姉妹 青野紗穂

サイドサドル・・・・・・・・・自転車リキシャ店主 水 夏希

ベリンガム卿・・・・・・・・・経済界の大物 松村雄基

企画・製作:シーエイティプロデュース

公式HP:https://www.soho-cinders.jp/
公式Twitter:@soho_cinders_jp

【プレビュー・埼玉公演】 
11月3日(水・祝) 14:00開演
東松山市民文化センター

【名古屋公演】
11月5日(金) 17:00開演
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

【山口公演】
11月7日(日) 16:00開演
山口市民会館 大ホール

【香川公演】
11月9日(火) 18:30開演
レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール

【大阪公演】
11月13日(土) 17:00開演 / 11月14日(日) 13:00開演
枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール

【神奈川公演】
11月20日(土)15:00開演
やまと芸術文化ホール メインホール

【東京公演】
11月25日(木)~12月12日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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