山﨑玲奈インタビュー ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』 「ミュージカルは人生になくてはならない宝物」(後編)
――今回日本で日生劇場から始まり国内ツアーを経て、2020年には中国ツアーも予定されていますがこちらについての意気込みはいかがでしょうか?
まだ一度も日本を出たことがないので、海外に行くのはちょっと不安な部分もあるんですけど、ただ仕事で初めて海外に行くというのは良い機会でもあるので、今からすごく楽しみです。海外のお客様の前でも、このカンパニーで作り上げた『北斗の拳』を見せられるのを今からすごくワクワクしています。
ミュージカルは「人生になくてはならないもので宝物」
――ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得されて、今はミュージカルの世界に今どっぷりと浸かっているところだと思いますが、山﨑さんにとってミュージカルはどんな存在でしょうか?
今は、ミュージカルがないと生きられないぐらいで、演じることはもちろん好きなんですけど、観ることも大好きなんです。目の前にお客様がいてくださって、自分の歌や踊や芝居を皆さんに届けられる感覚がすごく好きで。観劇しているときの、グワーッと歌が響いてくる感覚もとても好きで「わぁすごい!」って毎回思うんですよね。ミュージカルは自分にとってかけがえのない、人生になくてはならないものというか、宝物ですね。
――やっぱり小さい頃から歌うのがお好きで、ずっとミュージカルに出たいという気持ちがあったのでしょうか?
小さい頃は、ミュージカルを観るのは好きだったんですけど、やることには全然興味がなかったんです。ただ母に「ミュージカルスクールに行ってみれば?」と言われて、渋々「一回ぐらいならいいかな」と思って行ったときにすごく楽しくて。そこからミュージカルっていいなと思い演じることもどんどん好きになりました。
――ミュージカルスクールに行ってから本格的に興味が湧かれたんですね。今後、やってみたい役などはありますか?
ミュージカル『ピーターパン』のピーターパン役とミュージカル『レ・ミゼラブル』のエポニーヌですね。この二つは昔からやりたいなと思っていて、人生の中でいつかできたらいいなと思っています。