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加藤和樹×小野田龍之介インタビュー ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』「大きな人間模様、絆、愛が表現される作品になっている」(後編)

INTERVIEW

――お互いにリスペクトしている部分を教えていただけますか?

加藤、小野田:存在自体がもう……お互い尊敬しあっていますね(笑)。(お互い顔を見合わせながら)

小野田:『北斗の拳』にまつわることでいえば、やっぱりアクションシーンですね。僕もアクションがある作品を何本かやらせていただいていますが、あまり素手で戦うようなものはやってきていないんですよね。

フェンシングのような刀を使うアクションシーンはあるのですが、身体そのものを使ったアクションシーンはあまりやったことがなくて、和樹くんは本当に昔からいろんな現場でそういうアクションの役をやってきていて慣れていますから、「なるほどな」と勉強になる瞬間がたくさんありますし、そこはとてもリスペクトしています。あとは、もう本当に死に慣れているので(笑)、儚さがつい滲み出ている感じは「儚いなぁ……」って。僕は死ぬ役をやっていても、あまり死んでいなさそうと言われる俳優なので(笑)。

加藤:役に対するアプローチですかね。台本の読み解き方だったり、僕も気付かない、演出家さんさえも見落としているようなところへの気付きだったり、そういう目線が素晴らしいなと思います。「言われてみればそうだね」と気付くことや、台本、台詞の矛盾も。そういうことをいち早く指摘して相談してくれるので、そこは本当に頼れますし、リスペクトできるところだなと思います。

あとは、芝居の役として舞台に立っているときの佇まいと、普段はどちらかといえばお茶目で明るくてかわいい青年なのですが、役にすっと入り込める姿がかっこいいなと思いますね。「同じ人?」って。

小野田:すごく褒めてくれました(笑)。

加藤:それはもう『タイタニック』のときから感じていました。

小野田:あ! もうひとつ、加藤さんのすごいところは本当に原作愛が大きいところですね。

加藤:オタクなんでね(笑)。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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