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木村達成インタビュー 『SLAPSTICKS』「自分が感じた感覚をこの作品を通して味わってほしい」(前編)

INTERVIEW

――今回、18年後のビリーを小西遼生さんが演じられますが、年代の違う同じ役柄を演じるにあたって小西さんと何か話しあったり、相談されたりはしましたか?

稽古の初日に「お互いが全て一緒である必要はないよね」という話を少しさせていただきました。確かに18年も時が経てば、容姿も考え方も絶対に変わるじゃないですか。もちろん、要所要所で似ているところやリンクするところがあってもいいとは思いますが、「それに縛られずにいこう」みたいな感じで。

ただ、その中でも「サイレント映画に対する愛だけブレずに持っていれば、それ以外がどう変わっても作品としては活きるよね」ということはお互いに意識していて。遼生さんは、僕のシーンを観てくださる時間が長いので、いろいろとアドバイスもいただいています。

すごく自由にやらせていただいている

――以前インタビューさせていただいたときに、Wキャストで演じる際に、相手と自分を比較してしまうことがあるとおっしゃっていたのがとても印象的だったのですが、逆にシングルキャストの際に感じる感情やプレッシャーなどはありますか?

いや、本当にのびのびとやらせていただいていますね(笑)。三浦さんも僕がとても信頼している演出家の1人なので、そういう環境を作ってくださるというか、すごく自由にやらせていただいています。

――では、あまりプレッシャーを感じることもなくのびのびとできている感じでしょうか?

いや、もちろんプレッシャーはありますよ。お客さまに本当に面白いと思っていただけるまで突き詰めなきゃいけないし、やっぱり成功させないと意味ない訳ですから。プレッシャーはもちろんあるんですけど、でもWキャストよりはシングルキャストの方が気持ち的には全然楽だなって思いますね(笑)。

取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)

インタビュー後編はこちら

公演概要

KERA CROSS第四弾『SLAPSTICKS』

作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:三浦直之(ロロ)

出演:
木村達成、桜井玲香、小西遼生
壮一帆、金田哲、元木聖也、黒沢ともよ、マギー
亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子、望月綾乃、森本 華(以上、ロロ)
羽鳥翔太、柏木凱斗

公演日程:
東京・シアター1010
2021年12月25日(土)・26日(日)

大阪公演 サンケイホールブリーゼ
2022年1月8日(土)~1月10日(月)

福岡公演 博多座
2022年1月14日(金)~1月16日(日)

愛知公演 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
2022年1月28日(金)

日比谷・シアタークリエ
2022年2月3日(木)~17日(木)

公式サイト:https://www.tohostage.com/slapsticks/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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