葵わかなインタビュー 「冬のライオン」「アレーの持つ本質的な真っ白さを意識して演じられたら」 (後編)
――本作は、ヘンリー2世とその家族の愛と憎しみの人間ドラマですが、葵さんは何をしているときが一番、自分の欲望が満たされる瞬間でしょうか?
やっぱりご飯を食べているときですね。私、ご飯を食べるのがすごく好きで。例えば、自分の気分が下がっているときって、絶対お腹が空いてるときだなと思うんです。ご飯は絶対に抜けないです(笑)。食べているときが欲望を満たされているなと思います。
――稽古があるときも、ご飯はたくさん食べる感じなのでしょうか?
そうですね。昔は買ったりもしていたんですけど、最近は、結構自炊もするようになったので、朝ご飯もしっかり食べて、家で作ったものを持っていったりもします。舞台中もそうですし、普段も好きなものを作ってお酒とご飯を食べるのが一番満たされる瞬間です。
――では最後になりますが、改めて本作への意気込みとファンの方にメッセージをお願いします。
初めてのストレートプレイということで、ものすごく緊張もしていますが、本当に素敵な演出家の森さんとキャストの皆さんとご一緒できるので、自分自身もすごく成長できると思います。観てくださった方が「楽しいな」とか「面白いな」とか「ひどい家族だな」とか、いろんな気持ちになってくださるような、素敵な演目になっていると思います。また少し難しい状況ではあると思いますが、せっかく観に来てくださるからには、楽しんでいただきたいので、素敵な作品にしてお届けできたらなと思います。
取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
公演概要
冬のライオン
作:ジェームズ・ゴールドマン
翻訳:小田島雄志
演出:森 新太郎
出演:佐々木蔵之介/葵 わかな 加藤和樹 水田航生 永島敬三 浅利陽介/高畑淳子
日程:2022年2月26日(土)~3月15日(火)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
チケット料金:S席:9,500円 A席:7,500円
チケット一般発売:2021年12月4日(土)10:00~
お問合せ:東京芸術劇場 ボックスオフィス
0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
公式サイト:www.thelioninwinter.jp
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場