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勝村政信・高杉真宙による二人芝居 「ライフ・イン・ザ・シアター」開幕直前取材・フォトコールレポート!

REPORT

2022年3月3日より東京・新国立劇場 小劇場を皮切りに、大阪、広島、福岡、札幌、金沢にて舞台「ライフ・イン・ザ・シアター」が上演される。

本作は、現代アメリカ演劇界を代表する劇作家デヴィッド・マメットによる2人芝居でシカゴでの初演以降、世界各国で上演されてきた。日本では16 年ぶり、3度目の上演となる。

演出を務めるのは、俳優であり、演出家の千葉哲也。演技力のあるベテラン俳優・ロバートを演じるのは勝村政信。そんなロバートを慕い、日々役者として様々なアドバイスを受ける若手俳優のジョンを演じるのは高杉真宙。

今回は、 勝村政信と高杉真宙が登壇した開幕直前取材とフォトコールの様子をレポートする。

開幕直前取材レポート

初日を迎えた今の気持ちを聞かれると、勝村は「ようやくここまで来たなと。なかなか大変な芝居で、よく間に合ったなというのが感想です。26場あるのですが、ほとんど着替えながら喋っていて、最初はただ二人で立ち尽くしていました。台詞も出てこないし、どこに行ったらいいのかわからず、今どこをやっているんだろうと。それが、ようやくなんとか形になったという感じです」と述べた。

高杉は「ちょっと嘘みたいな感じ。昨日シャワーを浴びながら「はっ! 明日本番だ」とちょっと一瞬焦って、気持ちがずっと落ち着かないまま眠りについたのですが、今日を無事に迎えられることをすごく幸せだなと思います。みなさんと一緒にやってきたことを、一つ一つ丁寧に本番にぶつけていけたらいいなと思っています」と述べた。

台詞が膨大だったことについて聞かれると、勝村は「まだちゃんと覚えていません(笑)。僕は二人芝居は4回目らしいのですが、そのなかでも着替えが多いのは初めてで、トップクラスの大変さです。アドリブの余裕はないです」と苦笑いを見せた。

高杉は「僕は今回二人芝居は初めてなのですが、二人だと立っているこの場が広く感じます。でもこの場で勝村さんとやってきたものを、しっかりと発揮していきたいなと思っています」と意気込んだ。

過去にも共演していた二人のお互いの印象について、高杉は「最初にお会いしたのは14歳で2回程ご一緒しましたが、そのときはガッツリお話しする機会があまりなかったので、こうやって1~2ヶ月ご一緒できるのは嬉しいです。

こんな先輩はいないです。稽古期間もたくさんのことを学ばせていただきました。ずっとついていきたい。もっともっとお芝居や演技のことを知りたいなと、改めて思わせてくださる素敵な大先輩です」という高杉の言葉を聞いて、勝村は「今のところは、太文字で書いておいてください(笑)」と嬉しそうにしていた。

また、勝村も高杉の印象について「当時の中学生の時の芝居もすごかったですが、今もその新鮮さを残したままちゃんと成長されていて。僕らが失ってしまったエネルギーや若さに引っ張られて、いろいろ学ばせていただいて、ここにいる次第です。

僕らはただ歳を重ねてきて……少しはその経験をバトンにして真宙くんに渡してはいるかもしれないけれど、僕が大きくて太いバトンを受け取っているという感じです」と続けた。

本作で俳優役を演じることについて聞かれると高杉は「似ている・似ていないというより、いろんなところでリンクしている感じがします。舞台の上ではかたくなってしまうけれど、ありのままを見せられたらいいのかな、と思っています。似ている部分というと難しい。二人のこの関係性は似ているのかなと思います」と率直に述べた。

勝村は「今回はベテランの俳優と若手俳優のお話ですが、俳優だけではない親子の関係など全てにおいてジェネレーションがあって、誰もがすぐに感情移入できるお話なんじゃないかな。似ているというか、人間のドキュメンタリーみたいな。似てるっちゃ似てるし、似てないっちゃ似てないけど、全員にあてはまるものだと思います」と述べた。

最後に、本作での見所を高杉は「区切られている感覚があまりない。一つの間というものはありますが、始まったら全部なので。どこ! というよりは、本当に全部という感じです」と語った。

勝村は「26場あることですかね。始まったら終わるまでやらなきゃいけない。とにかく最初から最後まで。こんなに通し稽古をやった稽古は初めてでしたし、とにかく見てください(笑)。お互いの責任です。僕らも始めたら最後までやらなきゃいけないので、みなさんも始まったら最後まで見てください(笑)」とアピールした。

文:THEATER GIRL編集部
撮影:近藤明子

高杉真宙さん 「ライフ・イン・ザ・シアター」インタビュー(前編)はこちら
高杉真宙さん 「ライフ・イン・ザ・シアター」インタビュー(後編)はこちら

公演概要

「ライフ・イン・ザ・シアター」

キャスト:
ロバート:勝村政信
ジョン:高杉真宙

スタッフ:
脚本:デヴィッド・マメット
翻訳:小田島恒志
演出:千葉哲也

【日時/会場】
■東京公演:2022年3月3日(木)~3月13日(日) 新国立劇場 小劇場
 全席指定 8,500円(税込)

■大阪公演:2022年3月19日(土)~21日(月・祝) サンケイホールブリーゼ
 全席指定 8,500円(税込)

■広島公演:2022年3月24日(木) 広島 JMSアステールプラザ大ホール
 全席指定 8,000円(税込)
 U25チケット 4,000円(税込 / 25歳以下対象)

■福岡公演:2022年3月26日(土)・27日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
 全席指定 8,000円(税込)
 U25チケット 4,000円(税込 / 25歳以下対象)

■札幌公演:2022年4月2日(土)・3日(日) 道新ホール
 全席指定 8,500円(税込)

■金沢公演:2022年4月10日(日) 北國新聞 赤羽ホール
 全席指定 8,500円(税込)

【お問合せ】
東京:公演事務局 https://supportform.jp/event (平日 10:00~17:00)
大阪:キョードーインフォメーション:0570-200-888(月~土 11:00~16:00 ※日・祝 休業)
広島:キャンディープロモーション 082-249-8334(平日11:00~15:00)
福岡:ピクニックチケットセンター 050-3539-8330(平日12:00~15:00)
札幌:チケットインフォメーション TEL:011-622-9999(土日祝除く 10:30~17:00)
金沢:北國芸術振興財団 076-260-3555(平日10:00〜18:00)

【公式HP】https://lifeinthetheatre.jp/
【公式Twitter】@litt_2022

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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