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濱田めぐみ、笹本玲奈、大貫勇輔、小野田龍之介ら出演。ミュージカル『メリー・ポピンズ』公開舞台稽古レポートと日本公演100回記念特別コメントが到着!

REPORT

2018年に日本人キャストで初演が行われ、大好評を博したミュージカル『メリー・ポピンズ』が、2022年3月31日より上演となる。再演となる本作はメリー・ポピンズ役を濱田めぐみと笹本玲奈が、バート役を大貫勇輔と小野田龍之介がそれぞれWキャストで演じる。

原作はウォルト・ディズニーが映画化し、アカデミー賞5部門を受賞した名作。さらに、本作をプロデュースするのは『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』などを生み出したキャメロン・マッキントッシュ。

1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力を持つメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。

一方、父ジョージは銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰っていくのだった。

たくさんの魔法が仕掛けられた舞台セットに、つい口ずさみたくなる「チム・チム・チェリー」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」などの名曲、そして圧巻のダンスシーンが詰まっている。今回は公開舞台稽古の様子とキャストコメントをお届けする。

大貫勇輔さん×小野田龍之介さんインタビュー(前編)はこちら
大貫勇輔さん×小野田龍之介さんインタビュー(後編)はこちら

♪最高のホリディ/Jolly Holiday

大人たちの言うことを聞かないジェーンとマイケルに対して、メリー・ポピンズは何でも「ゲーム」に変えることで、やりたくないことも楽しくなることを教える。メリーに連れられていつもの公園にやって来た子どもたちは、絵描きのバートと出会い、これまで体験したことがない素敵な体験をすることになる。

♪お砂糖ひとさじで/A Spoonful of Sugar

バンクス家のドジでマヌケな使用人のロバートソン・アイは、みんなの役に立ちたくて張り切るが、子どもたちに罵られ、焦った彼はキッチンを破壊して大失敗。

母親のウィニフレッドから「子どもたちは苦い薬でお仕置きしないと」と言われるが、メリーが「子どもたちとキッチンを片付けます」と間に入る。薬を飲むことを嫌がる子どもたちに「ひとさじの薬」を飲ませると……そして、片付けを嫌がる子どもたちに「難しい仕事も、ゲームに変えると楽しくなる」と教えるメリー。ついには、気絶しているロバートソン・アイにも奇跡が!

♪チム・チム・チェリー(リプライズ)/Chim Chim Cher-ee(Reprise)

「風向きが変わった」と言って、メリーはバンクス家を出ていく。メリーにとってジェーンとマイケルは良い子たちだと分かっているからこそ世話を焼いているのだが、子どもたち自身が変わる気にならないと助けられないとも言う。

一度子どもたちの元を離れて、子どもたち自身が「この先、自分のことは自分でやらないと」と言って、子どもたちの成長を期待しながら空に飛び立っていく。

日本公演100回記念特別コメント

濱田めぐみ〈メリー・ポピンズ役(Wキャスト)〉

「メリー・ポピンズ」は3月27日の公演で、日本上演100回を迎えることになりました。オーディションから2018年3月の初日、そして4年後の今年の再演まで長い年月を重ねてきたことを考えると感慨深いです。この間「メリー・ポピンズ」のことが常にどこか頭の中にありました。これからも長く続いてほしい作品ですし、お客様にも応援していただけたら嬉しいです。コロナの影響もいろいろありましたが、ようやく本初日を迎えることができます。再演とはなりますが、新しい風も吹き素晴らしい作品を皆様にお届けできることになりました。劇場でお待ちしております。

笹本玲奈〈メリー・ポピンズ役(Wキャスト)〉

3月27日で上演100回を迎えますが1,000回、1万回と続いていくように、責任を持ってしっかり努めたいと思います。この作品に出演するのは夢だったので、稽古の前半は寝る時もずっと「メリー・ポピンズ」のことを考え続けて、夢にも稽古のことが出てくるくらいでした。どこかで素晴らしい作品にしなければとプレッシャーが大きかったと思います。舞台稽古が長く、しっかりきっちり準備できたので、今は初日を前に早く皆様に作品を見てもらいたい、わくわくした気持ちでいっぱいです。お客様とお会いするのがすごく楽しみですし、ご観劇いただいた方はきっと温かく楽しい気持ちになって劇場を後にすることができると思います。皆様に幸せな気持ちになって頂けるよう、私も楽しみながらメリーを生きたいと思います。

大貫勇輔〈バート役(Wキャスト)〉

3月27日で上演100回を迎えられて、めでたい!!純粋に嬉しいです。もうそんな回数やっていたのか!とびっくりしました。これからこの先も1,000回を目指して、1公演1公演を大切に積み上げて、公演に臨んでいきたいと思います。本初日を迎えるにあたって、プレビュー公演と本公演と分けられてはいますが、僕たちとしてはどの公演も変わりなく全力で挑んでいこうと思っているので、ここからも大切にバートを演じていきたいと思います。

小野田龍之介〈バート役(Wキャスト)〉

100回の公演の中で、2つの役の視点からこの作品を務めることができたことを、すごく光栄に思っており、自分のなかで大きな財産になっていることを日々感じています。節目の時にこの大好きな作品に関わることができて、嬉しいです。まもなく本初日を迎えますが、プレビューをやっているとか、もう初日だとか気にしていられないくらい「メリー・ポピンズ」の世界にカンパニー全体が集中して作品に取り組んでいて、変に気を張ることもなく日々稽古できています。良き公演を皆様にお届けできるよう、健康第一でカンパニー一同努めてまいりますので、応援よろしくお願いいたします。

ジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイ〈日本プロダクション演出〉

この作品をまた日本に持ってこれたこと、メリー・ポピンズを日本に連れてこられたことを嬉しく思います。彼女は摩訶不思議な力によって、人生においてなにが大切か、この先忘れてはいけないことを教えてくれます。そして、日本の素晴らしい桜のように、みなさんに大きな喜びや高揚感を届けてくれると祈っております。

文・撮影:水谷かな子

大貫勇輔さん×小野田龍之介さんインタビュー(前編)はこちら
大貫勇輔さん×小野田龍之介さんインタビュー(後編)はこちら

公演概要

ミュージカル『メリー・ポピンズ』

【東京公演】
プレビュー公演:2022/3/24(木)~3/30(水)
本公演:2022/3/31(木)~5/8(日)
東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11F)

【大阪公演】
2022/5/20(金)~6/6(月)
梅田芸術劇場メインホール

キャスト:
メリー・ポピンズ:濱田めぐみ/笹本玲奈(Wキャスト)
バート:大貫勇輔/小野田龍之介(Wキャスト)
ジョージ・バンクス:駒田一/山路和弘(Wキャスト)
ウィニフレッド・バンクス:木村花代/知念里奈 (Wキャスト)
バードウーマン/ミス・アンドリュー:島田歌穂/鈴木ほのか(Wキャスト)
ブーム提督/頭取:コング桑田/ブラザートム(Wキャスト)
ミセス・ブリル:浦嶋りんこ/久保田磨希(Wキャスト)
ロバートソン・アイ:内藤大希/石川新太(Wキャスト)

ジェーン・バンクス:大廣アンナ、西光里咲、弘山真菜、深町ようこ(五十音順)
マイケル・バンクス:井伊 巧、髙橋 輝、田中誠人 、中込佑協(五十音順)

石川 剛、エリアンナ、小島亜莉沙、丹宗立峰、長澤風海、般若愛実、樋口祥久、
青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、大井新生、岡本華奈、風間無限、工藤 彩、熊澤沙穂、今野晶乃、斎藤准一郎、白山博基、高瀬育海、髙田実那、照井裕隆、東間一貴、長澤仙明、花岡麻里名、藤岡義樹、藤咲みどり、MAOTO、武藤 寛 (五十音順)

スタッフ:
原作:パメラ・トラバース

オリジナル音楽:
リチャード・M・シャーマン
ロバート・B・シャーマン

追加歌詞&音楽:
ジョージ・スタイルズ
アンソニー・ドリュー

訳詞:高橋亜子

脚本:ジュリアン・フェローズ

翻訳:常田景子

オリジナル演出:リチャード・エア

公式サイト:https://marypoppins2022.jp/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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