高杉真宙インタビュー 『てにあまる』「自分の持っているポテンシャルを出し切らないと意味がない」
――高杉さんと言えば漫画・アニメ・ゲーム好きとして知られていますが、今まででもっとも熱中したヒーローやキャラクターがいれば伺えますか?
『ドラゴンボール』じゃないですかね。王道であり、不動の漫画・アニメ作品。その中でも、ピッコロ(マジュニア)さんが大好きです。尊敬してるから、“さん”づけになっちゃいます(笑)。やっぱり、強くて優しいところがいいですね。『ドラゴンボールZ』で、弟子の(孫)悟飯を育てる時のピッコロがまぁ格好いい! 僕は悟飯の目線でピッコロさんを見ていました。理想の兄貴分というか、あこがれの存在です。
――意外なチョイスですが、高杉さんらしい気もします(笑)。では、舞台『てにあまる』にかけて、最初は「どうしたらいいの?」と戸惑いながらも、最終的に解決できたエピソードなどあれば聞かせてください。
電車の乗り方ですかね。僕は地元が福岡で、上京してすぐの頃は電車の乗り方が本当にわからなくて。東京の路線って本当に複雑じゃないですか。時間が経つにつれて、渋谷駅、池袋駅は慣れてきましたけど、いまだに新宿駅の京王新線とかは迷っちゃいますね。それこそ、『てにあまる』って感じですよ。
だから上京後は、必死に路線を覚えました。昔はアプリもなかったから、持っている路線図を見てわからなかったら駅員さんに聞いて現場に向かったりとかして……なんか懐かしいな(笑)。しばらくして、ようやくクリアした感じですね。
――同じ地方出身者としてはすごく共感するお話です(笑)。最後に、今作に対する意気込みと読者のみなさんにメッセージがあればお願いします。
4人のお芝居がどんなふうになっていくのか、僕自身もまだ予想がつかなくて「どんなふうになるんだろう?」と緊張と期待感が入り混じっています。
ただ一つ言えるのは、この作品をぜひ劇場で観て欲しいってことです。きっと観た人に「うらやましい」と言われる舞台になると思います。4人だけの舞台で、どんなふうに見せるのか。今作の人間ドラマとあわせて、その熱量を感じてもらえたら嬉しいです。
取材・文:鈴木旭
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
ヘアメイク:堤紗也香
スタイリスト:荒木大輔
公演概要
『てにあまる』
脚本:松井周 演出:柄本明
[出演]
藤原竜也 高杉真宙 佐久間由衣 柄本明
【東京公演】
日程:2020年12月19日(土)~2021年1月9日(土)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
【鳥栖公演】
日程:2021年1月16日(土)・17(日)
会場:鳥栖市民文化会館大ホール
【大阪公演】
日程:2021年1月19日(火)~24日(日)
会場:新歌舞伎座
【愛知公演】
日程:2021年1月26日(火)・27(水)
会場:刈谷市総合文化センター大ホール
【三島公演】
期間:2021年1月30日(土)~31日(日)
会場:三島市民文化会館大ホール
公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/teniamaru2020/
『てにあまる』 ~あらすじ~
一人で暮らしている老人(柄本明)の家を訪ねた男(藤原竜也)が、老人を家に連れて帰って同居生活を始めることになった。ある日、男と別居中の妻(佐久間由衣)が離婚の話し合いで姿を見せると、物語は思わぬ方向へと展開する。見知らぬ老人は、男の父親だというのだ。また、ベンチャー企業の経営者である男は、妻と部下(高杉真宙)の関係を疑い壊れていく。男と妻子の間にはなにがあったのか。そして、父親しか知らない男の過去とは――。
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