林翔太主演。日本初演の戯曲版『キオスク』上演決定!

THEATER

2021年1月22日(金)から兵庫、2月11日(木・祝)から東京にて『キオスク』の上演が決定した。

昨年12月から今年1月にかけて、 末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)主演、石丸さち子上演台本・演出で小説を基に創造し、原作に忠実に上演されたリーディング版日本初上演も大好評を得たが、今回はローベルト・ゼーターラー本人による戯曲版を、より視覚的に、演劇的な身体を駆使して上演する事を目指す。

本作では、ウィーンのキオスク(タバコ店)で働くことになった17歳の青年フランツの、さまざまな大人たちとの交流や初恋を通じた波乱の成長と、ウィーンで出会った愛するものを通して政治、世情と向き合う物語が描かれる 。

舞台となる1937年のオーストリアは、ナチスドイツが台頭し、ヒトラーによるホロコーストが始まり、人種差別が横行する世界。そんな時代に多感な時期を過ごすこととなったフランツの切なくも純粋な青春と、Black Lives matter運動がおこる現代への警鐘に、心が突き動かされる。

主演は今年、ジャニーズJr.を卒業、ミュージカルやコメディなど幅広い作品で活躍し、演技派俳優の道を突き進む林 翔太、共演に、リーディング版にひき続き、実力派女優として多彩に活躍する一路真輝、東京パフォーマンスドールの上西星来、常に高く評価されるベテラン俳優山路和弘が決定。

さらには、ミュージカル、ストレートプレイと多数の作品で活躍する橋本さとし、秀作舞台への出演で評価が高い女優の大空ゆうひ、劇団☆新感線公演をはじめ多くの舞台で存在感を発揮する吉田メタル、故蜷川幸雄演出作に多数出演の実力派俳優 堀 文明が出演する。

精鋭キャストによって上演される新たな『キオスク』に注目したい。

林 翔太 コメント

この度、ストレートプレイ「キオスク」日本初演でフランツ・フーヘル役を演じさせていただくこととなりました林 翔太です。ストレートプレイの主役を務めさせていただくのは初めてで、どのような感じになるのか、全く想像がつきませんが、新しい発見もありつつ、自分にとってまた一つ階段を上がれるような作品になると思うと、今から凄く楽しみです!
そして、今回演出してくださる石丸さち子さんとご一緒させていただける事もたいへん光栄で楽しみの一つです。今回の舞台で新たな林 翔太として殻を破れるように、誠心誠意ぶつかっていきたいと思います。さらに素敵な共演者の方々に囲まれて学びながら表現者として稽古場にいられる事、皆さんと舞台に立てる事もとても楽しみです!
僕が演じさせていただくフランツが抱く思いや悩み、期待や不安など細かいところまで観に来てくださるお客様に伝えられるように、そして皆様の心に何かを残せるように、精一杯やらせていただきます!
よろしくお願い致します。

ストーリー

1937年、ナチスドイツが台頭するウィーンに、自然に恵まれた湖畔で母親と二人暮らしだった17歳のフランツがやって来る。母の経済的後ろ盾の男性が落雷事故で急死し、働きに出されたのだった。
フランツはタバコ店の住み込み見習店員となり、母の知人である店主からさまざまな事を学ぶ。また、店の常連客である精神分析学者フロイト教授との出会いは、無垢なフランツの心にさまざまな影響をもたらし、教授は彼に人生を楽しみ恋をするよう忠告を与える。ボヘミア出身で謎めいた年上の女性アネュシカに心を奪われるフランツ。人生に関する名言が印象的な最晩年のジークムント・フロイト。ウィーンでフランツの自立の扉を開くタバコ店の店主・オットー・トゥルスニエク。
時代の激動にのみ込まれていくオーストリア・ウィーンで青春の炎を燃え上がらせながら、厳しい世情の中フランツは思いもかけなかった経験を重ねていく・・・。

公演概要

『キオスク』

【兵庫公演】
公演期間:2021年1月22日(金)~1月24日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【東京公演】
公演期間:2021年2月11日(木・祝)~2月21日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス

作:ローベルト・ゼーターラー
翻訳:酒寄進一
演出:石丸さち子

【出演】
林 翔太
橋本さとし

大空ゆうひ
上西星来(東京パフォーマンスドール)
吉田メタル
堀 文明

一路真輝
山路和弘

企画:兵庫県立芸術文化センター
共同制作:兵庫県立芸術文化センター キューブ
オフィシャルサイト:https://www.kiosk-stage.com/

THEATER GIRL編集部

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