柿澤勇人インタビュー 『ハルシオン・デイズ2020』 「見終わった頃には「生きなきゃ」ってポジティブな気持ちが湧き上がる」
――あくまでもお芝居で刺激を受けたいと(笑)。今作は「希望」をテーマとしていますが、柿澤さんにとっての希望とはなんでしょうか?
僕、お酒が大好きなんですよ。ただ、自粛期間中のなんにもしてない時のお酒って、最初の3日ぐらいがピークで、どんどんまずくなっていって。やっぱり仕事したり、動いたりしていないとおいしくないんだなって思いました。
仕事が徐々に再開していって、よりそれを実感したというか。本当に体がバッキバキになるぐらい疲弊したりとか、めちゃくちゃ考えに考えてもう脳に入んないってくらいやった後の1杯目は超おいしい!「生きてんな~!」とか「これを味わえるように、また明日頑張ろう!」とかって思いますから。
とか言いつつ、いつも僕は飲み過ぎちゃって、次の日使いものにならないんですけど(笑)。そこは今後の課題です。
――お酒は「希望」であり、「破滅」でもありますからね(笑)。最後に、改めて今作に対する意気込みをお願いします。
まず、この状況下で芝居ができるってことが嬉しいですし、単純にお客さまにも「あ、舞台って面白いよね」って改めて感じて欲しいなと思います。
今回の『ハルシオン・デイズ』は、初演と違って2020年の話になっているし、絶対に誰が見てもわかる作品。登場人物4人はみんな闇を抱えているとっつきにくい人たちで、「破滅に向かっていく」という重いテーマは扱っているんですけど、芝居は最初からテンポよく笑いもありながら進んでいきます。
「この人たち本当に死にたいの?」っていうようなテイストですが、たまに胸にチクチク刺さるようなメッセージもありながら、最終的には「明日も生きよう」と感じる舞台になっていると思うので、ぜひポジティブな気持ちで観にきて欲しいです!
取材・文:鈴木旭
Photo:山内洋枝(PROGRESS-M)
ヘアメイク:松田蓉子
スタイリスト:椎名 宣光
ジャケット¥30,000(マスターキー/ティーニー ランチ03-6812-9341)
シャツ¥21,000、パンツ¥23,000(ともにナイトクラブ /F.C.S.A info@niteklub.jp)
シューズ¥19,000(フレッドペリー/フレッドペリーショップ東京03-5778-4930)
公演概要
KOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ2020』
作・演出:鴻上尚史
[出演]
柿澤勇人 南沢奈央 須藤蓮 石井一孝
【東京公演】
日程:2020年10月31日(土)~11月23日(月・祝)
会場:紀伊國屋ホール
【大阪公演】
日程:2020年12月5日(土)~12月6日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
公式サイト: http://www.thirdstage.com/knet/halcyondays2020/
あらすじ
Twitterで「♯自殺」と打ち込み、DMでつながり、公園で出会った4人の男女。サラリーマンの原田雅之(柿澤勇人)は誰かと死ぬために、心理カウンセラー・谷川和美(南沢奈央)は自殺を止めるために、中年のゲイ・橋本哲造(石井一孝)は楽しく死ぬために。そこには、すでに死んでしまった高校生・平山明生(須藤蓮)もいた。やがて、原田は、自殺そっちのけで自分の使命に目覚める。それは「自粛警察と闘う」という妄想だった――。
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