中河内雅貴インタビュー ミュージカル『アリージャンス〜忠誠〜』 「エネルギーを交換し合えるところが舞台の良さだと思う」
――今回、フランキー役として注目してほしいポイントはどんなところでしょうか?
作品の世界観としては、結構シリアスな感じなんですけど。今回、明るいナンバーが一つ有りまして。言ってる内容は結構過激なんですけど(笑)。ダンスもあるし、見た目はとても華やかで、いかにもアメリカのThat’s Show! という感じなので、楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。自分の持ち味を生かせるナンバーでもあると思うので、そこは一つの見せ場になると思いますね。
――フランキー役としての見せ場ではダンスシーンもあるということですが、作品全体を通してダンスも多い印象なのでしょうか?
全体的にはあまりないですね。ただ、ブロードウェイ版ではアンサンブルの方たちはいろいろな役を演じられていて、ダンスも結構あるのでめちゃくちゃ大変な印象でした。僕らは主に歌とお芝居がメインだと思いますが、その中でも一番踊っているのは、僕の演じるフランキー・スズキなんじゃないかと思います。
――共演者の方々も実力派揃いですが、カンパニーの印象はいかがですか?
自分はさておいてなのですが(笑)、もう客観的に見て凄いじゃないですか。めぐさん(濱田めぐみさん・ケイ役)と海宝(直人)くん(サミー役)は、以前共演したことがあるんですけど、上條恒彦さん(カイト“おじいちゃん”役)とも、まだ僕がアマチュア時代にダンサーとして活動しているときに共演したことがあるんです。『円仁』という長野県で上演した市民ミュージカルだったんですけど。もちろん僕のことは、覚えていらっしゃらないとは思うんですが、個人的には二度目の共演なので、とても嬉しく思っています。
小南(満佑子)ちゃん(ハナ・キャンベル役)は今回初めましてで。役としての関わりは、あまりないと思うんですが今日の撮影の数時間でとても仲良くなれました。それから、見てください! この豪華アンサンブル! これは本当に凄いと思います。歌って踊れてなんでもできるエンターテイナーたちが揃っているので、このメンバーには凄くワクワクしますね。今回は、共演経験のある方たちが多くて、振り付けの(前田)清実先生もそうですし、知っている方々ばかりなんですよね。
――共演経験のある方が多いとのことですし、今から稽古と本番がますます楽しみになりそうですね。
本当に楽しみですね。実力者の方ばかりなので自分のことに専念できるなとも思いますし。ほかのことを気にせずある種、仕事モードでこの作品と役に向き合えるなと。