堤真一、溝端淳平ら出演。『カラカラ天気と五人の紳士』開幕!「決して「不条理」ではなく、「普通の会話」なんだという共通認識をもてるようになりました」
2024年4月6日(土)よりシアタートラムにて、シス・カンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』が開幕した。
演劇はもちろん、映画、ドラマの脚本・演出など、傑出した活躍を続ける加藤拓也が別役実作品に挑む。
そして、鉄壁の俳優陣7人、堤真一、溝端淳平、藤井隆、野間口徹、小手伸也、中谷さとみ、高田聖子がちょっと不思議で、おかしな劇空間への冒険へと踏み出す。
今回は、堤真一と溝端淳平のコメントと舞台写真をお届けする。
コメント
堤真一
不条理劇の経験は過去にもありましたが、別役実作品は初めて。実は、最初に台本を読んだ時、途中でワケがわからなくなってしまって、思わずパタンと台本を閉じてしまったんです(笑)。でも、最後まで読むと、別役さんの死生観が浮かび上がってくるのを感じました。それに今回、稽古の初期段階でじっくりと本読みに時間をかけて皆で話し合えたことが大きくて、これは決して「不条理」ではなく、「普通の会話」なんだという共通認識をもてるようになりました。その会話を皆で成立させていけば、自ずと世界観が見えてくると思っています。ご期待ください。
溝端淳平
いつかご一緒したかった加藤拓也さん演出で、いよいよ別役作品をやらせていただけることに、身が引き締まるような感覚と嬉しさがありました。稽古場では、百戦錬磨の先輩方のお芝居へのアプローチを間近で感じられ、本当に贅沢な時間を過ごしていました。そんな中で、自分もしっかりと役の個性や存在感を作らなければ、と色々と考えていたのですが、削ぎ落としていく加藤演出では、「何もしないこと」を求められ模索の日々。ただ、その作業は同時にとても楽しく刺激的で、今は自分でも予想もしていなかった世界に行けるような気がしています。
舞台写真
撮影:宮川舞子
公演概要
シス・カンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』
【東京公演】
4月6日(土)~4月26日(金) シアタートラム
【岡山公演】
5月2日(木)~5月4日(土祝) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
【大阪公演】
5月7日(火)~5月11日(土) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【福岡公演】
5月15日(水)~5月16日(木) キャナルシティ劇場
【作】 別役実 【演出】 加藤拓也
【出 演】 堤真一 溝端淳平 野間口徹 小手伸也/高田聖子 中谷さとみ/藤井隆
<ヴィオラ演奏> 徳高真奈美
【東京公演当日券について】 各公演の開演1 時間前よりシアタートラム入口で先着順に販売予定。詳細は公演サイトにてご確認ください。