須賀健太インタビュー 『朗読劇 #ある朝殺人犯になっていた』 「今まで以上に一つひとつにきちんと向き合っていかないといけない」
INTERVIEW
――今作について、須賀さんの思う見どころについて聞かせてください。
先ほども言ったんですけど、今回はSNSというすごく身近なものが題材になっているので、誰の身にも起こり得る話なのかなと思うんです。何かのきっかけでSNSから晒し者にされるというすごく身近にある怖さで、原作を読ませていただいたときにそれが一番怖かったというか。身近にあって想像がつきやすいからこそ、伝えられるものがあるんじゃないかと思っています。
そこがこの作品の魅力だと思いますし、原作も本当に途切れることなく読み切っちゃったくらいすごくスピード感もある作品なので。そういう感覚は朗読劇になっても変わらないようにしたいし、お客様にそのスピード感にのってもらえることが、一番の魅力かなと思います。
それから、今回僕の役柄が芸人なんですけど、芸人役をやらせていただくのは初めてなんです。しかもコンビなので相方がいますし、そういう部分は説得力をもって見せていきたいです。
――今回の役柄は芸人ということですが、役作りで何か準備されていることはありますか?
意識してバラエティを観るだけでもすごく勉強になると思いますし、僕の友達に吉本の芸人をやってた子がいて、何度か劇場に観に行かせてもらったことがあるんです。想像しながらですけど、そのときの雰囲気みたいなものは大切にできたらいいなと思っています。
あとは、やっぱりコンビだと二人の世界があると思うので、そこは稽古でコミュニケ―ションを取りつつ、今回はWキャストなので相方がお二人いてそれぞれの面白さもあると思うので、各々としっかりコミュニケーションを取っていけたらいいなと思います。