福士誠治インタビュー 舞台『Oslo(オスロ)』「会話劇に重点を置いて演じられることがとても楽しみ」
――いろんなありがたみを再認識できる時期でもありましたよね。ちなみに、福士さんが役者の仕事をしていて嬉しい瞬間はどんなときですか?
クランクアップです(笑)。でも、冗談なしでクランクアップとか千秋楽は、「やっと終わった」ということではなく、特に舞台では、ホッとする瞬間ですね。千秋楽のカーテンコールはご褒美な気がします。今は、千秋楽までいけない舞台もあったりするので、とくに嬉しく感じるかもしれないです。
さらに、プロジェクトとしても一つの物語を創り終えたという達成感。初日があって千秋楽があるからこそ、頑張れるところがあるじゃないですか。「次はこういうのやりたいね」と創り手との労いであったり、そういう瞬間ってすごく素敵だなと思います。
――本作では、和平交渉について描かれていますが、福士さんが、今までに苦労したけれど、最終的に解決できたというエピソードがあれば聞かせてください。
すごく身近なことで言ったら、最近携帯を変えたのですが、データ移行って結構ドキドキしませんか? 冊子を見ながら、この通り画面が出てくるのでここを押してくださいって書いてあるのに、全然違う表示が出てきて戸惑ったりして(笑)。
僕、デジタル関係はいつも問題が起こるので、誰かに聞かないと解決できないんです。パソコンも一応持ってはいるのですが、多分6年くらい開いてないです(笑)。なので、やっぱり苦労した末に解決できたエピソードといえばデジタル関連ですね。
――では最後に、今作に対する意気込みを、あらためて聞かせてください。
今回、会話劇や物語としての楽しみ方はもちろんありますが、とにかく、演劇というものを皆さんと少しでも共有できたらいいなと思っています。内容を楽しみに来てくださいというよりも、劇場に足を運ぶことを楽しみにしてもらえたら素敵だなと。ただ、今の状況もあるし、「絶対に来てください」とは強く言えないので、来ると判断してくれた方は、思う存分この演劇の世界を劇場で楽しんで帰ってもらいたいですね。僕の役がどうこうという以前に、劇場に遊びに行くということに楽しみを持ってくれたら嬉しいです。
取材・文:桑原梨沙(THEATER GIRL編集部)
Photo:比留川義一
公演概要
舞台「Oslo(オスロ)」
【東京公演】
2021年2月6日(土)~23日(火・祝)
新国立劇場 中劇場
【宮城公演】
2021年2月27日(土)・28日(日)
東京エレクトロンホール宮城
【兵庫公演】
2021年3月3日(水)~3月7日(日)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【福岡公演】
2021年3月13日(土)・14(日)
久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【愛知公演】
2021年3月20日(土)・21(日)
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
作:J・T・ロジャース
翻訳:小田島恒志・小田島則子
演出:上村聡史
出演:坂本昌行 安蘭けい 福士誠治 河合郁人
横田栄司 石田圭祐 那須佐代子 石橋徹郎 佐川和正 チョウ・ヨンホ 駒井健介 吉野実紗
相島一之 益岡徹
公式サイト:https://www.oslo2021.com/
福士誠治 さんサイン入りチェキプレゼント
「THEATER GIRL(シアターガール)」公式Twitterアカウントをフォロー&リツイートで「福士誠治さんサイン入りチェキ」を抽選で1名様にプレゼント!
【応募方法】
①「THEATER GIRL(シアターガール) 」公式ツイッターアカウント(@theatergirl_jp)をフォロー
↓
②指定ツイートをリツイート
↓
③抽選で1名様に、「福士誠治さんサイン入りチェキ」をプレゼント!!
【応募締切】
2020年2月15日(月)
【当選発表】
厳正な抽選の上、当選者の方へのみTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡させていただきます。
※@theatergirl_jpアカウントのフォローをはずされていた場合、当選連絡ができないのでお気をつけください。