坂本昌行、増田貴久、柚希礼音ら豪華キャストが集結。ミュージカル『ホリデイ・イン』開幕！「スマートで優雅で楽しい作品です」

2025.04.03

REPORT

2025年4月1日(火)より東京・東急シアターオーブにて、ミュージカル『ホリデイ・イン』が開幕した。

本作は、1942年にビング・クロスビー＆フレッド・アステア主演で公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとに、 2014年にコネチカットで舞台化されたミュージカル作品。翌15年セント・ルイスでの上演を経て、16年にはブロードウェイに進出。17 年1月までのホリデーシーズンに合わせて上演され、ブロードウェイを熱狂させた。

音楽は、本作の『White Christmas』の作詞・作曲でアカデミー歌曲賞を受賞しハリウッドを代表する映画音楽家となったアーヴィング・バーリン。演出・振付を務めるのはイギリス出身のビル・ディーマー。18年には『FOLLIES』のリバイバル版の振付で、ローレンス・オリヴィエ賞最優秀振付賞にノミネートされるなど、イギリスのミュージカル界を代表する演出・振付家の一人。

主演を務めるのは、20th Centuryとして活躍する坂本昌行。約30年にわたって数多の名作ミュージカルに出演し続け、確かな演技力と歌唱力を魅せてきた坂本が、主人公ジム・ハーディを演じる。さらに、増田貴久、柚希礼音、夢咲ねね、保坂知寿と、確かな実力をもつ超豪華俳優陣が集結！

アーヴィング・バーリンの名曲の数々が、男女4人の恋愛を軸に展開されるストーリーを色鮮やかに描き上げる名作がついに日本初演を果たします。本公演はブロードウェイのレプリカではなく、今回の上演のために演出・振付・美術・衣裳などを一新し創り上げた。

今回は、坂本昌行、増田貴久、柚希礼音、夢咲ねね、保坂知寿、演出：ビル・ディーマーが登壇した取材会の様子とプレスコールの舞台写真をお届けする。

初日を迎えるにあたり、主演の坂本は「古き良き時代のミュージカル作品で、所作やポーズが非常に難しいです。優雅に流れるように歌もダンスも踊って、見ているお客様が心豊かになっていただけるようお届けしたいです」と作品への思いを述べ、

増田は「ただただ楽しい作品なので、来てくださるお客様には幸せになって帰っていただきたいです」と意気込みを語った。

柚希は「お客様に、自分の近くにある幸せを感じていただけるような舞台をお届けできたら」と開幕に向けコメント。

夢咲は「いよいよ初日ですごく緊張しているのですが、二か月近く稽古をしてきたので、今日の初日も楽しみたいと思います」と初日に向けての気持ちを述べた。

保坂は「音楽も素晴らしいし、全てで楽しんでいただける作品だと思います。私たちもそれに負けないように頑張りたいと思います」とアピールした。

演出のビル・ディーマーは、新演出の見どころについて「1940年代のミュージカルですが、新しいアプローチとしては、現代のミュージカルらしい作り方にこだわりました。今回集まってくださったキャストの皆さんは本当に素晴らしい卓越した才能をお持ちの方々でとても嬉しく思っています」と出演者についても絶賛した。

『TOP HAT』以来のビルとの再タッグについて、坂本は「いろいろとアクシデントがあったにも関わらず、スマートにケアしていただいたのでリラックスできました。ビルの考えている頭の中を知りたい一心で毎日稽古をして、1日の終わりを「楽しかった」という気持ちで終えることができたので、早く初日の幕が開かないかなと思っていました」とビルへの信頼を見せた。

坂本との共演について、増田は「作品名を聞く前に『坂本くん主演のミュージカルに出ませんか？』というオファーがあって、その時点で受けさせていただきました。なので、内容を知らないままここに立っています（笑）」と語り、「坂本くんのミュージカルは、それこそ『TOP HAT』など、たくさん観させていただいて、坂本くんのバックで踊らせてもらった機会も多かったので、坂本くんと一緒のステージに立たせてもらえるのは不思議な気持ちでした」と共演の喜びを語った。