鳥越裕貴、植田圭輔、村田 充インタビュー 舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」 「今作は“不可能はない”ということを、強く示しているような作品」
――今作では、自身の異能力との闘いが描かれますが、それぞれ、「これだけは他の人に負けない」というものを教えてください。
鳥越:僕は、異能力「恥知らず」ですね(笑)。もう最近は、本当に恥じることがなくなってきました。良くないことだとは思いますけど(笑)。異能力を使うと、スベるとかある程度の人が恥ずかしいと思うことが、何もなくなりましたね。以上です(笑)。
植田:昔から負けず嫌いなことですかね。うん、やっぱり負けず嫌いなところです。以上です(笑)。
村田:技術では劣る分、たとえセリフがなくても空気を占められるような、存在感が出せるように努力をしているところです。
鳥越:以上です(笑)。
――では最後に改めて、上演を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
鳥越:今、こういう時代ですけども、やはり生の演劇に勝るものはないなと思うことが、最近すごく多くなってきまして。遠方などで来られない方は、配信もあります。画面越しでも伝わるようにこの文ステという作品、演劇を創っていきますので、何か感じるものがあればいいなと思いながら、頑張って創り上げたいと思います。
植田:鳥が言ってたとおりで、本当に大変なご時世ではありますし、まだ先が見えない状態ですけど。この舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」は、“不可能はない”ということを、強く示しているような作品ですし。やっぱりやることに意味があると思っているので、ちょっとした裏メッセージじゃないですけど、「前向きに生きていくことに意味がある」ということを示せたら、背中を押せるような作品になるんじゃないかと思います。劇場に来られる方や配信など、いろんな見方があると思いますけど、少しでも伝われば我々幸いですので、精一杯頑張りたいと思います。
村田:劇場までお越しいただけるお客様と、配信で画面を通して観てくださる方々のためだけに、一秒たりとも気を抜かずにお芝居をしたいです。そのために、お芝居をきっちりと仕上げて、コンディションをキープしてプロらしくありたいなと思っております。いろいろな形があると思いますので、ぜひ見届けていただけたらなと思います。
取材・文:桑原梨沙(THEATER GIRL編集部)
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
公演概要
舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」
【大阪公演】
2021年4月16日(金)~18日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【東京公演】
2021年4月23日(金)~5月5日(水・祝)
日本青年館ホール
原作:映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)」
脚本:朝霧カフカ
脚本協力:内田裕基
演出:中屋敷法仁
協力:春河35
【出演】
中島 敦役:鳥越裕貴
泉 鏡花役:桑江咲菜
芥川龍之介役:橋本祥平
中原中也役:植田圭輔
太宰 治役:田淵累生
フョードル・D役:岸本勇太
澁澤龍彦役:村田 充
公式サイト:http://bungo-stage.com/
公式Twitter:@bungo_stage
企画:舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」製作委員会
制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/ゴーチ・ブラザーズ