蒼木陣インタビュー「いろんな方との出会いを通して“今の自分を残しておきたい”と思えた」

2021.04.28

INTERVIEW

――舞台・映像で役を演じることと、写真集などの撮影で、表現をする際に共通していることや、それぞれ意識していることはありますか？

写真集に関しても、役と向き合うときも同じなんですが、“ワクワクしていたい”とは思っています。今回は特に、明るい写真集にしたかったので、現地の海、空気、食べ物、それこそ現地の方の笑顔とか、いろんなものを吸収して、自分が楽しくなるようにワクワクできるようにって気持ちを持っていきました。

――アクティブな印象のある蒼木さんですが、沖縄は以前から行かれたことはあったんですか？

いや、今回が初めてでした。「これが沖縄ですか～」みたいな（笑）。でも、ずっと行きたかったんですよ。やっぱり沖縄ってアクティブなイメージがあって、マリンスポーツとかも栄えていますし。中高が愛媛県だったので当時から海によく泳ぎに行ったりとかしてましたし、昔から自然は好きだったので、自然が綺麗なイメージのある沖縄に、ずっと行ってみたいなと思っていたので、こうして実現して嬉しかったです。

――行ってみたかった場所と夢が同時に叶った感じですね。

本当にいろんなことが叶いました。ありがとうございます。

――今回、一番残したかったのは“笑顔”とのことですが、蒼木さんが笑顔になれる瞬間はどんなときでしょうか？

他の方を意識的に見るようになって思うのが、笑うポイントというか、ツボが人よりも浅いのかなと思っていて。「今日めっちゃ天気いいな、嬉しい！ははは」みたいな(笑）。日常のふとした瞬間に嬉しくなりますし、楽しいことには敏感なのかなという気はします。

――日常のふとした瞬間にも、幸せを感じられるんですね。

何をしてても楽しいし、もしかしたら楽しくないって思えたら無意識にはじいちゃってるのかもしれないですね。常にワクワクしてたいっていう感覚です。

――舞台『タンブリング』への出演など、2021年も早々にいろいろな活動が決まっていますが、近況はいかがでしょうか？

やっぱり写真集の発売と舞台『タンブリング』ですね。この二つが、芸能の仕事を始めた時から目標としてたことだったので、ここに来て両方叶ったのが一つの大きな区切りと言いますか。今までやってきたことが積み重なった結果なのかなって思います。これまでやってきたいろんなことが今仕事に繋がっているので、間違ってなかったんだな、やってきて良かったなと改めて感じています。なので、変わらず特技を伸ばしつつ、好奇心を持っていろんなことを吸収していきたいなと思っています。

――では、最後に写真集発売に向けて、改めてメッセージをお願いします。

28年間の自分が、本当にたくさん詰まっている写真集になったと思っていますし、舞台、映像のお仕事だけではなく、プライベートの自分も盛り沢山になっていると思います。本当にたくさんの方に届いてほしいですし、写真集を出したいと思ったきっかけが舞台『刀剣乱舞』だったので、刀ステを応援してくださった方だったり、これまで少しでも蒼木陣を見てくれた方には、本当に手に取っていただきたいです。ちょっとでも元気やパワーを貰っていただければいいなと思っています。ずっと大事に置いてやってください。

【連載企画シアダン】蒼木陣さんのインタビュー（前編）はコチラ
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取材・文：桑原梨沙（THEATER GIRL編集部）
撮影：くさかべまき
ヘアメイク：MAIMI