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早川聖来(乃木坂46)インタビュー 舞台「スマホを落としただけなのに」 「舞台上で生きていると感じることができた」

INTERVIEW

――前回公演から約1年が経ちますが、改めて稲葉麻美役をどうお客様に届けようと思っていますか?

自分よりも約10歳上の役なので、前回は頑張って大人びた感じを作っていた気がしています。ただ、まだ1年しか経っていないので、20歳の私にはやっぱりまだ程遠い感じがしていますが。でも、乃木坂46として活動をしていると、たくさんの人に会う機会も多いですし、加入して2年が経ってさらにたくさんの人と関わっているので、少し大人に近づけたかなとは思っています。なので今回は、大人を作るというよりは、内側から出していけるようになりたいですね。

稲葉麻美は、影のある女性なので前回はそこをもう少し出せたらよかったかなって。公演が終わってから何度も台本を読み返したんですけど、強がってるんだけど実は弱い部分もあって。ドラマの現場でも、「人間の感情って0か100じゃなくて、間があるから人間味が出るんだよ」と言われたので、今回はそういう間の部分を、もうちょっと作っていきたいなと思いました。

――ポジティブに考えると、1年を経て役作りを深めていけるというのはとても良いことですね。カンパニーの雰囲気についてはいかがでしょうか?

ほとんどが年上の方ばかりで、年齢も20代から70代くらいまでかなり幅があるんですけど、皆さんお兄さん、お姉さんみたいな感じで家族のような雰囲気です。私が何か一つできるようになる度に「できたじゃん!」と褒めてくれますし、すごく引っ張ってくれるので、早くまた稽古で集まりたいですね。(取材時は稽古前)

――いろいろな年代の方がいて、家族みたいな雰囲気のカンパニーなんですね。

早川:はい。演出の横内さんもそうですし、スタッフの皆さんも本当に温かい方ばかりです。

次のページ:稽古で教わった「演劇のいろは」

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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