早川聖来(乃木坂46)インタビュー 舞台「スマホを落としただけなのに」 「舞台上で生きていると感じることができた」
INTERVIEW
――今、横内さんのお話も出ましたが、前回が初の舞台単独出演とのことでしたが、演出の横内さんから何かアドバイスなどはありましたか?
何度も、「弱い、弱い!」「もっと強く!」と言われました。大人っぽく強く演じるというのがとても難しくて、そこに関しては何度もご指導いただきました。でも、お菓子をたくさんくださったりもして、とても優しい方だと思います(笑)。
それこそ、声の出し方や緩急の付け方など、演劇のいろはについてもたくさん教えていただきました。前回、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演したときは、臨場感のある生の声をお客様に届けられるよう、マイクを付けずに足元のマイクだけでやったので、声を出すのも一苦労だったんです。普段から舞台に出ている方たちは、声も大きくて動きもレパートリーもたくさんあったんですけど、私はまだまだ引き出しが少なくて。ただ、みなさんがフォローしてくださったお陰で、演技の引き出しも増えたので本当にありがたかったです。
――舞台での声の出し方は映像とは全く別物ですよね。他にも舞台上でお芝居をしてみて、苦労したところはありますか?
日によって違うのも苦労したところですね。その日のコンディションもありますし、毎日違うアドリブが来たりもして(笑)。間違えることはそこまでなかったんですけど、笑い上戸になることや、真剣なシーンなのに笑ってしまいそうになることもあったりして。だからこそ、毎日違う作品になっていて、舞台上で生きていると感じることができたので、もっとやりたかったです。ようやくそれぞれの息が合ってきたなというときに終わってしまったので、残念だなという気持ちが大きかったですね。