柿澤勇人インタビュー『ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート』「思い入れのある作品で、もう一度初心にかえりたい」(後編)
INTERVIEW
――昨年からのコロナ禍で、国外の方と仕事ができる機会はあまりなくなってしまっている状況で、こうして海外のキャストと日本のキャストがいっしょになって公演ができるのは、なかなか得難いことだと思います。
ですよね。本当にすごいチャレンジャーだなって、なんだか人ごとみたいな感想ですけど(笑)。最初に聞いた時にはびっくりしました。でもどこか突破口を開くというか、やり始めないと始まらないですし。また以前のように、もっと普通に海外の方が日本に来てコンサートをしたり、仕事ができたりするように、早く戻ってほしいです。
もしかして、このコロナ禍の中で海外のキャストが来日して稽古をし、 公演をするのって、この『ジーザス……』が初めてになるんじゃないですか? 正直なところ、無事にゴールテープを切りたいなという思いはあります。
――海外からの出演者からすると、渡航後の2週間の隔離をしてまで舞台に出たいという、強い思いを抱いて日本に来られるということですもんね。
そうだと思います。きっといろいろなものが、それはもう僕ら以上にたまっていると思うので、すごいエネルギーで歌い、表現されるんじゃないかなって思います。そういう部分はセンシティブな問題かもしれないですけど、みなさんと仲良くなれたら聞いてみたいですね。