佐川大樹インタビュー 『真Ninja Illusion LIVE The REAL』「一人でも来てくれる人のためにやろうという思い」
――今回、演じられる三平役の「ここを見てほしい」というポイントはどんなところですか?
三平というキャラクターは、けっこう何もできない子というか(笑)。唯一の特技が笑顔なんですけど、それこそやっているバンドも売れないですし、臆病だったりもするんですけど、そこが魅力だとも思うんです。できるメンバーばかり集まっていてもしょうがないというか。そういう中で、三平は愛されキャラに見せられたらいいなと思います。ギャップなども見せていけたらいいですね。
――公演期間が長丁場でしかもハードな現場だと思うのですが、それを乗り切るために工夫していることはありますか?
第一前提として、怪我をしないように、入念なアップやストレッチは休演日でもやるようにしています。今作で、すごくありがたいけど複雑な気持ちになるところが、公演が一日おきなんですよ。ロングランで一日おきだと、モチベーションが保てなくなるんじゃないかという不安もあって。なので、それを維持するために、キャストのみんなで連絡を取り合ったりしています。
チーム透破はどうなのかわからないんですが、乱破はチームのグループLINEがあって、そこでけっこう会話が飛び交うことも多いです。それぞれ終わった公演の動画を見て、今日は誰が感想、ダメ出しを言う番だというのを決めていて。風太郎役の(佐久本)歩夢を筆頭に、みんなでまとまり合う感じがでているので、そういったチーム間でコミュニケ―ションを取るということがモチベーションに繋がっていると思います。
――一日置きだとモチベーションが保てないというのは、もっとまとめて公演があった方が保ちやすいということなのでしょうか?
そうですね。昔、サンリオピューロランドで公演をしていたときに、三ヵ月のロングランでダブルキャストだったんですけど、公演が連続で続く日と休みが続く日があって、かなりバラバラのスケジュールだったんです。すごく難しいんですけど、一日おきだと勢いが持続されないというか……。でも、僕たちの体のことを考えてくれていると思うので、そういう面では休みもしっかり取れるので、その休みをどう使うか考えないといけないなと思っています。