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佐川大樹インタビュー 『真Ninja Illusion LIVE The REAL』「一人でも来てくれる人のためにやろうという思い」

INTERVIEW

――今回は、ダブルキャストということで、チーム乱破とチーム透破の2チーム制で上演されるということで、もう1チームのチーム透破を意識することもありますか?

僕のキャラクターは、まず相手の性別が違うので、そこに関しては、僕にしか出せないものとその子にしか出せないものが自ずと出るので、あまり意識はしていなかったです。ただ、男性のキャラクターを女性がやるのってやっぱり僕より不利なんですよね。見ていて一番苦労しているんじゃないかなと思うので、できるだけサポートしながらお互いの色を出せたらなと思っています。

全体としてはチームカラーがまったく違うので、そこがやっぱりダブルキャストの面白いところだなと感じています。最初の頃に、乱破はまとまりがあるけど、主張がそれぞれあまりないけど、透破はまとまりないけど主張はするよねと言われていて。それくらいチームのカラーが違ったんです。

だから透破の人たちを見ていると、「俺らってこういうところが足りてないよな」っていうのがはっきりわかるんですよね。でも、逆に言うと、こっちのチームにしかないものもあるし、見ているだけでも取り入れようという部分が多いので、そういう部分では、ダブルキャストでやる意味がすごくあるなと思います。

根本的に言ったらみんなそうだと思うんですけど、ダブルキャストなので結局は負けたくないと思うんです。僕の考えなんですけど、ライバルだと思うことはすごくいいことだと思っていて。お互いに意見を言い合ってもいいし、筋を通した会話だったらめちゃくちゃ喧嘩してもいいと思うんです。もちろん、ちゃんと相手の話も聞かないといけないんですけど、その上で言い合うことだったら、必要な喧嘩だと思うので。いいメンバーだからこそ、そういうことができるのかなと思いますね。

全員がすぐに違うことをやれるのが凄い

――今回のクリエイター陣から、何か刺激を受けたことはありますか?

まずクリエイターの方たちの考え方がそれぞれ違う中で、結局それをまとめ上げるのってチョビさんなんですよね。チョビさんってある程度決め終わってから、こだわりを上げるために、さらにこうしたいっていうのがどんどん出てくるんですよ。それに対して、全員がすぐに違うことをやれるのが凄いと思いましたし、こんな人たちと一緒にできるんだという喜びがありましたね。

そういう意味でも、僕も、芝居やダンス、アクションをすぐできるレベルまで吸収しようと思いました。最初は難しい部分はありましたけど、丁寧に教えてくださるので、わかりやすくできました。

――今回、ご自身が参加されている「チーム乱破」のチームワークやメンバーの印象はいかがですか?

チームとしては、最初からけっこうまとまりがあってすごく仲が良いと思います。それも全部、歩夢が風太郎役っていうのもあると思うんです。正義忍者の年齢的に、歩夢とさゆりん(飯牟禮 さゆり)が25になる歳で、僕と(ヨシダ)アコが30になる歳でYU-KIくんが35歳なので、比較的年齢が高めなんですけど、歩夢がちゃんと主役として引っ張ろうという思いがある奴だったから、俺らはサポートに徹することができたというか。

本当は、年齢や経験値的にも僕や年上の人たちの役割だとも思うんですけど、歩夢がいなかったらここまでまとまりはなかったと思うので、僕は歩夢が乱破を作ってくれたと思っています。正義忍者もそうですけど、ゾンビ役の子たちも立ち位置的に難しいところなんですけど、そっちに関しても歩夢がまとめてくれているので、本当にしっかり者ですごいなと思います。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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