前島亜美インタビュー『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』「大好きな翻訳もの、ストレートプレイの作品に出演する喜び」(後編)
INTERVIEW
――YouTubeチャンネルでも動画をたくさんアップされていますが、今後挑戦したいお仕事や作品はありますか?
ありがたいことに、小さい頃からいろんなジャンルのお仕事をやらせていただいていてその度にその道のプロ、その道を極めた人たちに出会ってきて「すごくカッコいいな」と思ってきました。ただ、いろいろなことをやってきたことで、逆に「私はこれだけでやってきた」というものがないので、まずはそれを極めて、実力をつけて頑張っていきたいというのが一番の思いですね。
俳優活動も頑張って、今回のような翻訳劇もやっていきたいという思いはあります。ただ一方で、声優の仕事をやっていく中で少しずつナレーションなどもやらせていただく機会が増えてきて。もっと歳を重ねて声が渋くなってきたら、いつか落ち着きのあるドキュメンタリーのナレーションができるようになったらいいなと思っています。「早く声が渋くなってほしいな」と思いますね(笑)。
――今はとても可愛らしい声をしてらっしゃいますもんね。
もっと言葉の重みを出せるようになりたいなと思います。やっぱり大先輩の女優さんを見ていると、声が素敵すぎて。この間、朗読劇に出演させていただいて、日替わりでキャストが四役をいろいろな組でやる、という作品だったんですけど、大先輩の女優さんと同じ役を別日にやるという機会がありましたがやっぱり大先輩の女優さんの発する言葉一つひとつの重みと、23歳の私の言葉の重さって全く違うと思っていて。いろんな経験や勉強をしていきながら、演劇でも大人の女性の役ができるように、20代後半、30代、40代と頑張っていきたいです。