山崎育三郎、尾上松也、城田優(IMY)インタビュー 舞台『あいまい劇場 其の壱「あくと」』 「やりたいという熱意だけで、ここまで来た」(後編)
――ほかにも共演者として、皆本麻帆さん、清水美依紗さんといった若手の方もいらっしゃいますね。お2人にはどういった印象をお持ちですか?
山崎:僕は子役時代に皆本麻帆ちゃんと共演していたので、子どものときから彼女を知っていました。
城田:今回音楽監督を担当してくれる桑原まこさんが作曲・音楽監督を務めていた「いつか〜one fine day」の主演を、皆本麻帆さんが演じていたんだよね。僕と松也がその作品を観に行って。
松也:そうそう、一緒に行ったね。
山崎:子役時代からの縁で彼女の才能を知っていたので、「どう?」って2人に提案しました。そしたら2人がそのミュージカルを実際に観に行ってくれて、2人共「いける」と思ってくれたみたいで。それがきっかけで今回抜擢させていただきました。
――なるほど、そんなご縁からのキャスティングだったんですね。清水美依紗さんについてはいかがでしょうか?
山崎:清水美依紗ちゃんは完全にデビュー作ですね。
松也:今回がなんと初舞台。
城田:うん、スターティングだね。
山崎:ディズニー「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソングの歌手に抜擢されていて、今もうすでに歌姫として活躍されてもいますしこれからまさにスターになっていく子だと思うんですが、そんな子が初舞台としてここに参加してくれるのが嬉しいです。
実は「次の世代や、若い世代にこの作品に参加してもらいたい」というコンセプトが最初からあったのですが、コロナ禍でオーディションを開催できなかったので、非常に残念に思っていて。そこで僕が仕事でニューヨーク行ったときにたまたま出会ったのが、清水美依紗ちゃん。まだ新人でしたけど、歌声が素晴らしくて感動して、「ぜひ美依紗ちゃんをキャスティングしたい」と2人に伝えて、出演が決まったという流れです。ここからスターが生まれたらいいなという思いもありますね。