横山由依インタビュー ブランニューオペレッタ『Cape jasmine』 「全員がプロフェッショナルなので、自分もその一員にならなくては」(前編)
INTERVIEW
――演劇公演での歌唱が初ということで、コンサートとの違いや、自分の中で意識付けされていらっしゃるところはありますか?
最初は普段と同じ歌い方で歌っていたのですが、チャラン・ポ・ランタンのももさんが「綺麗に歌うとか、語尾をしっかり丁寧にとか、そういったことを一度忘れてください」とおっしゃっていて。「今回は音が多少ずれていようが、言葉をより丁寧に伝える、思いを音楽に乗せることをメインにしていきましょう」とアドバイスしてくださいました。
自分の中でも今までと違うアプローチなので、歌い方を全く違うものにしないといけないと思い知らされた感じがしました。でもそれってとても大切なことだなと。「歌うぞ」という感じで歌う作品ももちろんあると思うのですが、今回の作品に関しては台詞として言葉を発しているうえで、それがたまたま歌に乗っている感覚なのだと思います。なので、そこは自分が変えないといけない、新しく手に入れなければいけないところですね。