横山由依インタビュー ブランニューオペレッタ『Cape jasmine』 「全員がプロフェッショナルなので、自分もその一員にならなくては」(後編)
INTERVIEW
――実際にストーリーといいますか、台本を読んでみてどんな印象がありましたか?
とても斬新だと思いました。改めて、根本さんの発想はすごいなと感じます。今までにはなかったような設定ですし、このメンバーを集められた意味を非常に感じる台本といいますか、全く同じ年齢で同じ職業の人たちが集められても、これは確かにできないだろうなと。中山さんがいて、江上さんがいて、あっこゴリラさんがいて、ももさんがいて……だからこそ成り立つというのが分かる台本です。
あとは台詞の中で「大声では言えないけれども、実はそれ思ってた」みたいなことが、散りばめられているんですよね。「あー、分かる……」と思ってくださる方も結構いらっしゃるのではないかなと思っています。
――表立っては言えない隠れた本音という感じでしょうか?
会話の中で「あえてこれを言うことで悪者にはなりたくない……でも実は心の中ではちょっと思ってた」といったことが台詞として書かれているので、多分根本さんが世の中に対して感じていらっしゃるちょっとした違和感が組み込まれているのかなと。それが面白いなと思います。
――見ていたらはっとするといいますか、核心を突かれたみたいな?
はい、そうなると思います。