小林親弘インタビュー 舞台『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD ~陽いづる雪月花編~』 「組織のボスとしてミステリアスさを大事にしたい」(前編)
INTERVIEW
――もうまさにキャラクターが現実世界に出てきたような感じですね。それでは舞台化が決定したときの率直な気持ちを聞かせてください。
アニメの収録中、多分2話か3話くらいのときに「舞台もやるよ」とおっしゃっていただいて、「舞台でもやるのか! 誰がやるんだろう?」という感じだったのですが、詳しく聞いて「え、僕たちが!?」となりました(笑)。現場のみんなも驚いていた気がします。
アニメ作品の声優がそのまま舞台をやるというのは僕にとってかなり珍しいことだったので、貴重な機会だなと思いました。声優たちがそのまま役者をやるなんて、ある意味新鮮で面白いですよね。お客さまもアニメを見たときの意識で、そのまま物語に入っていけるのではないかなと思うと、それがうれしかったです。
――みなさん最初からというよりは、途中で知ったのでしょうか?
僕はそうでした。ひょっとしたら、最初からご存知だった方もいらっしゃるかもしれないですが……(笑)。
僕にとってはまだやったことがない挑戦なので、どんなふうになるか想像が付いていないですが、楽しみな気持ちが今は大きいです。
――本日衣裳を着て、実感として少し湧いたのではないでしょうか?
今日一気に湧きましたね! 衣裳を着たり、自分以外の蒼井くんの姿を見たりして「そのままだ!」と思って、これから本当にやっていくのだなとひしひしと感じました。