小林親弘インタビュー 舞台『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD ~陽いづる雪月花編~』 「組織のボスとしてミステリアスさを大事にしたい」(後編)
――共演者の方々の印象はどのように感じていらっしゃいますか?
みなさん気遣いのできる人たちです(笑)。 それと、とてもキャラクターが濃い方たちがそろっている印象があります。三森さんとはまだ現場で何回か話しただけですが、ずっと声の仕事と並行しながら舞台をやってきていたり。蒼井さんは歌を10年やっていらっしゃって、実は福井県出身とか。よく聞くとみんな出自がさまざまで、一筋縄ではいかない役者のみなさんという感じです。伊藤彩沙さんもオーディションでグランプリに選ばれて声優デビューを果たしたとおっしゃっていて。際立った方々が集まっていて、すごいですよね。
そんな共演者の方々とご一緒させていただけるのが、率直に楽しみです。心から楽しんで、ワクワクしながらやってみようと思っています。
――舞台版のキャラクターの方々とは、ご面識はありましたか?
全くの初めてです。アニメでご一緒した方以外は、全員初めての方なので、どんな方なのだろうか、そもそもどんな役なのか楽しみですね。みなさんの経緯みたいな、ここに来るまでのお話も聞いてみたいです。
――声優さん同士で、声優になった経緯を話す機会もあるのですか?
します、します! 今は難しいですが、飲みに行くと「あ、そんな経験してきたんだ」という話を聞けるので面白いです。元々機動隊をやっていたという先輩もいらっしゃいます。「え、機動隊!?」みたいな(笑)。本当にさまざまな方がいますね。
――機動隊はびっくりしますね! ひょんなことから声優になったという方も?
きっとそれは蒼井さんや三森さん、歌手のRaychellさんもそうだと思います。こうやって声のお仕事をするまでにいろんなことをしてきたというのは。逆に役者だけをやってきた人よりも、きっとそういう方にしか出せないものを絶対持っていると思います。それはアニメのときから素敵だなと感じていました。