砂川脩弥インタビュー ミュージカル「FLOWER DRUM SONG」「できることが増えていくことがすごく嬉しい」(前編)
――今回、共演される古屋敬多さんや桜井玲香さんをはじめとした出演者の方々の印象や稽古場の雰囲気などはいかがでしょうか?
皆さん歌もダンスもお芝居もできて実力のある方々ばかりなんですが、それ以上に人間として素晴らしい方たちが揃っているなという印象があります。最近ずっと稽古をしていたのが、石井(一孝)さんの後ろで踊るパートなんですが、アンサンブルの皆さんも、すごく丁寧に教えてくれるんです。
僕が「初心者なんでいろいろ教えてください」と言ったら、アンサンブルの皆さんの方が出番も多くて覚えることも大変なのに、歌を合わせてくれたり、振り付けもゆっくり教えてくださったりしたので、良い現場で本当によかったと思いましたね。「自分でどうにかしろ」みたいな現場だったら、絶対についていけなかったです(笑)。
石井さんとも「こうしたらもっと面白いんじゃない?」などいろいろとお話しさせていただいて。「この作品を面白くしよう」「お客さまを笑顔にしよう」ということを、全員が考えている座組だなと思いました。
――今まで出演されてきた作品とは違う、ミュージカル作品ならではの稽古場の雰囲気を感じることはありますか?
やっぱり今までやってきた舞台と比べて、やり方が全然分からない状態です。1日の稽古時間はどの舞台でもそんなに変わらないんですが、今回は5時間あったとしたら、15時間ぐらいやった気分になります。やることがたくさんあって頭が疲れるんですよね。だから、家に帰ったらすぐ眠くなりますし、どうにか自分のやり方を見つけていけたらいいなと思います。
一つずつ振りや歌を体が覚えていかないといけない
――今、稽古場でのお話を伺いましたが、少し難しいと感じる部分や逆に手応えを感じていることはありますか?
苦戦しているのは振り付けに集中すると歌えないっていうことですね。多分、口が覚えるまで歌い込むしかないのかなって思ってるんですけど。皆さんは、なんで同時に二つできるのかなって不思議でならないです(笑)。
――ダンスナンバーもかなり振りがついている感じなのでしょうか?
僕のパートは割とシーンを見せるような、背景を想像させるものが多くて、他の皆さんみたいにあまりバーッと動いたりはしないフリなので、そこは考慮してくれたのかなって思います(笑)。
――先ほども、稽古で大変だと仰っていましたが、歌って同時に体も動かすのはかなり大変そうですよね。
そうですね。皆さん振り覚えも早いですし、やっぱりすごいなって思います。自分は一つずつ振りや歌を体が覚えていかないといけないので。何も考えずに声も出て、体が動くようにならなきゃいけないとは思うんですけど。そういう意味では皆さんの3倍ぐらいは頑張らなきゃいけないと思いますね。
取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:くさかべまき
公演概要
ミュージカル「FLOWER DRUM SONG」
【出演】 古屋敬多(Lead) 桜井玲香/フランク莉奈 砂川脩弥 泰江和明/八十田勇一 彩吹真央/石井一孝 他
【作曲】 リチャード・ロジャース
【作詞】 オスカー・ハマースタイン2世
【脚本】 デビッド・ヘンリー・ファン
【原案】 オスカー・ハマースタイン2世 ジョセフ・フィールズ
【原作】 C.Y. リー
【演出・振付】 上島雪夫
【日時/会場】
2022年4月23日(土)~27日(水) 東京・日本青年館ホール
チケット料金:S席 12,500 円(税込)/A席 8,500円(税込)
2022年4月29日(金)~30日(土) 大阪・森ノ宮ピロティホール
チケット料金:全席指定 12,500 円(税込)
※初日・千穐楽SPカーテンコール:開幕・千穐楽を記念し、キャストよりご挨拶あり
【チケット発売日】一般発売中
【企画・製作】エイベックス・エンタテインメント
【東京公演問合せ】 キョードー東京:0570-550-799 (平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
【大阪公演問合せ】 キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)
【公式HP】 https://flowerdrumsong.jp/
【公式Twitter】 @flowerdrumsong