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田村升吾が役と向き合う謙虚な姿勢「ひたすら、がむしゃらに頑張るだけ」【シアダン vol.08】(前編)

INTERVIEW

THEATER GIRLが注目する“今知りたい若手俳優”へのインタビュー企画「シアダン」。第8回にお招きしたのは、ミュージカル『テニスの王子様』3rd シーズン芥川慈郎役や、ミュージカル『刀剣乱舞』篭手切江役などを務める「田村 升吾(たむら・しょうご)」さん。

4月には「笑ゥせぇるすまん」THE STAGEへの出演も決まっている田村さんに、前編では役作りで心掛けていることや、役者として喜びを感じる瞬間などについてうかがいました。どこまでも研鑽を重ねようという、謙虚さが光ります。

インタビュー後編はコチラ

とある俳優に憧れて、芝居の道へ

――ではまず、俳優のお仕事をはじめたきっかけについて聞かせてください。

この世界に入りたいなと思った最初のきっかけは、佐藤 健さんに憧れたことですね。中学生の時に観た映画『るろうに剣心』が大好きで、すごいなって思ったんです。当時、お芝居については何も知らない普通の学生だった僕でも「カッコいい!」って憧れを抱きました。

――そして、ご自分でもお芝居がしたいと思うようになったのでしょうか?

そうですね。映像のお仕事や、舞台の上に立つことってすてきだなと思うようになったのは、それが始まりだったので。

そこからスカウトをしていただいて、レッスンを受けさせてもらったりする中で、ミュージカル『テニスの王子様』3rd シーズン 氷帝学園に芥川慈郎役で出演させていただくことになり、これが舞台デビュー作になりました。役をいただいてお芝居をしたのは初めてだったので、「テニミュ」と出会えたことは、自分にとってとても大きかったなと思います。

「自分にない部分を補うため」作品の垣根を越えた役作り

――役作りをする上では、どんなことを大切にしていますか?

大切にしていることになるのかは分からないんですが、演じる役に近いキャラクターが出ている映画や舞台を、よく観るようにしています。原作のある作品なら、もちろん原作にもあたりつつ、似た役の出ている作品にも触れることで「こんな感じかな」という感覚を掴むようにしていますね。

――それは、役に広がりを持たせるためもあるのでしょうか。

そうです。例えば「意地悪」な「生徒」とか、「勇敢」な「主人公」というように、自分の演じる役柄と似た人物が登場する作品を調べて、それを観ながらイメージして。そうやって、自分自身にはない部分を補えたらと思ってやっています。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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