ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』製作発表レポート!大貫勇輔「ケンシロウを演じる責任を感じました」
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』が、2022年9月25日より東京・Bunkamuraオーチャードホール、10月7日より福岡・キャナルシティ劇場にて上演される。上演に先駆け9月6日都内にて制作発表が行われ、大貫勇輔、平原綾香、May’n、小西遼生、伊礼彼方、上川一哉、植原卓也、上田堪大、清水美依紗、三浦涼介、福井晶一、永井大、演出・石丸さち子が登壇した歌唱披露と会見の様子をお届けする。
「北斗の拳」は、1983年~1988年に週刊少年ジャンプにて連載された原作・武論尊氏、漫画・原哲夫氏による不朽の名作コミック。最終戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿が描かれており、連載開始から35年以上たった今でも多くの読者に愛されている。原作漫画の累計発行部数は1億部を突破しておりTVアニメや劇場版アニメ、脇役たちをフィーチャーした外伝が作られるなど人気は高く、社会現象にまでなった作品で、2023年9月13日に40周年を迎える。
2021年12月に初のミュージカル化され、大きな話題を呼んだ『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』。フランク・ワイルドホーン氏によるダイナミックな音楽と、演出 石丸さち子、脚本・作詞 高橋亜子がタッグを組んだ緻密な構成演出によって新感覚のエンターテインメント作品に昇華された本作は、昨年の初演時には観劇後の原作ファンやミュージカルファンから驚きの声とともに多くの称賛の声が寄せられ、“ミュージカル”誌<2021年ミュージカル・ベストテン>において総合第4位にランクイン、オリジナルミュージカルとしては第1位に輝いた。
歌唱披露
12曲披露されました。
①M24 抗いようもなく(リプリース)
人々
②M1 宿命
リュウケン:宮川 浩
③M17 兄妹の誓い
トキ:小西遼生、リュウケン:宮川 浩、青年ラオウ:一色洋平、青年トキ:百名ヒロキ
④M8 抗いようもなく
レイ:三浦涼介、マミヤ:清水美依紗
⑤M15揺るぎなき信念
ラオウ:福井晶一/永井 大
⑥M19 ただ愛のために
シン:植原卓也/上田堪大
⑦M18 心の翼(リプリース)
マミヤ:清水美依紗、バット:渡邉 蒼、リン:山崎玲奈/桑原愛佳、民衆
⑧M12 願いを託して
トキ:小西遼生、レイ:三浦涼介
⑨M20 この命が砕けようと
ユリア:平原綾香/May’n、トウ:AKANE LIV
⑩M16 ヴィーナスの森
ジュウザ:伊礼彼方/上川一哉
⑪M22 氷と炎
ユリア:平原綾香/May’n
⑫M5 心の叫び
ケンシロウ:大貫勇輔
会見レポート
演出の石丸は「前回の公演から、よりシンプルによりダイナミックにブラッシュアップしました。セリフが一行足されただけでも、キャラクターの人生の深さが出ますし、そしてレイ役の三浦さんのシーンがワンシーン新しく加わったことで、より男たちの生き様がより深く描けるような気がしています。そんな変化がたくさん詰まっています。是非楽しみにしていただきたいです」
主演・ケンシロウ役の大貫は「ケンシロウの『地獄のようなこの時代に一体何ができるんだ』というセリフが、僕の中で刺さって、僕がケンシロウをやることによって、何かを生み出さないといけないと、ケンシロウを演じる責任を感じました」
ユリア役の平原は「初演の時は、私にとって1番辛いときで、自分の命をかけて挑んだ作品です。この作品は何度も私の胸を引き裂いて、何度も抱きしめてくれた経験は一生忘れないと思います。ユリアは最初から完成されている女性で、私も一生懸命稽古に励んでいく所存です」
ユリア役のMay’nは「私たちは生きていく中で、毎日選択の連続です。そんな中でも自分自身の心のときめきや、大切な物や人を信じる気持ちを大切に、私も過ごしていきたいと思います。ユリアを演じる上でも、愛を信じる気持ちを大事に、お届けしていきたいです」
トキ役の小西は「大貫くんが「世界が見ても恥ずかしくない」とことあるごとに言っていますが、僕もこの作品はどの国に行っても届けられる作品だと確信を持ちながら稽古をやっています。このエネルギーを今の世の中に届けたいです」
ジュウザ役の伊礼は「前回はレイとジュウザ二役を演じていたので、均衡を保っていましたが、今回はジュウザだけなので、陽なんですよ(笑)。暗い男ばっかの話なので、ジュウザがみなさまの箸休めになるよう頑張っていきますので、どうぞ楽しんでください」
ジュウザ役の上川は「初めて稽古に参加させていただいたときは、みなさんに圧倒されました。それだけこの作品に欠ける思いや愛が詰まっているんだなと改めて感じることができました。先輩方の背中を見ながら1つ1つ学んでいき、どんどんチャレンジしていきたいなと思っています。精一杯努めさせていただきます。」
シン役の植原は「劇中では男たちが、ユリアへの愛のために日々戦って生きていますけれども、見てくださったみなさまが日々頑張る活力になるようなものをお届けできたらなと思います」
シン役の上田は「稽古場は愛に包まれていて、本番はお客さんと一緒に育んで行った作品だったなと思い出しました。今このご時世だけど、それでも生きていくという強い気持ちをお届けできたら」
マミヤ役の清水は「この作品はいろんな愛の形が知れる作品だなと感じていますので、それをみなさまにお感じていただけたら」
レイ役の三浦は「常に愛を与えてくれる石丸さんの演出のもと、一瞬一瞬を大切に稽古をしてお客様の前に生きる日を楽しみに頑張ります」
ラオウ役の福井は「初演をやったことで道標ができていて、初演以上に分かりやすくなっている部分がたくさんあります。Wキャストの永井くんと一緒にラオウイズムを叩き込んで頑張ります」
ラオウ役の永井は「大貫くんがみんなを引っ張ってくれて、ケンシロウとしてどんと構えてくれるので、とても頼り甲斐があります。自分は動ける方だと思っていたんですけれども、大貫さんとは10歳違うんですけれども、体力と運動神経がすごくて圧倒されました。大貫さんの動きを見て刺激や勉強になっています。ラオウは自分の道を貫きますが、最後に愛や悲しみに気づくような繊細さも表現できたら」
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』 は、 2022年9月25日(日) よりBunkamuraオーチャードホールを皮切りに上演される。
あらすじ
二千年の歴史を誇る北斗神拳の修行に励んでいたケンシロウ(大貫勇輔)、トキ(小西遼生)、ラオウ(福井晶一/永井 大)の三兄弟。南斗の里から来たユリア(平原綾香/May’n)、そのお付きのトウ(AKANE LIV)とともに成長していく三兄弟の中から師父リュウケン(宮川 浩)は末弟のケンシロウを次の伝承者に選んだ。折しも世界を覆う核戦争によって文明社会は崩壊し、人々は弱肉強食の時代を生きることとなった。ケンシロウはユリアとの愛を育み共に荒廃した世界を生きていこうとした日、南斗のシン(植原卓也/上田堪大)にユリアを強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。絶望の中放浪の旅に出たケンシロウは、たどり着いた村で出会った二人の孤児バット(渡邉 蒼)、リン(山﨑玲奈/桑原愛佳)と共に旅を続ける。一方ラオウは世紀末覇者・拳王を名乗り、世界を恐怖で支配しようとしていた。ケンシロウは女戦士マミヤ(清水美依紗)が治める村の用心棒レイ(三浦涼介)と共にラオウによって牢獄カサンドラに囚われたトキを救出するが、その後ユリアが失意の中でシンの居城から身を投げたことをラオウから知らされる。ケンシロウはラオウとの闘いの末に壮絶な最期を遂げたジュウザ(伊礼彼方/上川一哉)をはじめとする愛すべき仲間や強敵(とも)たちの哀しみを胸に、世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がるのだった。
公演概要
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
【東京公演】2022年9月25日(日)~30日(金) Bunkamuraオーチャードホール
【福岡公演】2022年10月7日(金)~10日(月祝) キャナルシティ劇場
スタッフ
原作:漫画「北斗の拳」(原作:武論尊 漫画:原 哲夫)
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:石丸さち子
脚本・作詞:高橋亜子
編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド
出演:
ケンシロウ:大貫勇輔
ユリア:平原綾香/May’n(Wキャスト)
トキ:小西遼生
ジュウザ:伊礼彼方/上川一哉(Wキャスト)
シン:植原卓也/上田堪大(Wキャスト)
マミヤ:清水美依紗
トウ/トヨ:AKANE LIV
リュウケン他:宮川 浩
レイ:三浦涼介
ラオウ:福井晶一/永井 大(Wキャスト)
バット:渡邉 蒼
リン:山崎玲奈/桑原愛佳(Wキャスト)
リハク他:中山 昇
ダグル他:宮河愛一郎
青年ラオウ他:一色洋平
青年トキ他:百名ヒロキ
フドウ他:澄人
ミスミ他:齋藤桐人
岩瀬光世 輝生かなで 坂口杏奈 LEI’OH 小板奈央美 柴田実奈 島田惇平 野間理孔 森内翔大 ほか
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