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笹森裕貴インタビュー 「もっといろんな役の人生を歩みたい」【シアダンフォト vol.01 第三弾】

INTERVIEW

THEATER GIRLだけの撮り下ろし写真が手に入る「シアダンフォト」企画。今回ご登場いただくのは、ミュージカル『刀剣乱舞』松井江役や『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』天祥院 英智役など、様々な作品で活躍中の「笹森裕貴(ささもり・ひろき)」さん。

好評につき第一弾の復刻版と第三弾が登場! 2022年11月30日までの期間限定販売なのでお見逃しなく。

インタビューでは、2022年を振り返った心境や役者としての考え方の変化、今後の活動への意気込みなどたっぷりとお話をうかがいました。

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お芝居に関していろんなことに目がいくようになった

――お忙しい日々を過ごされていらっしゃいますが、振り返ってみると今年はどんな年でしたか。

充実して過ごさせていただいている証拠だと思うんですけど、もう一年が経つんだと思うと早すぎてびっくりしますね。年齢も25歳になりました。

――年齢を重ねてちょっと大人になったと感じる瞬間はあったりしますか?

どうでしょう……でも、コンビニで昔ほどは値段を気にしなくなりましたね(笑)。

――今年も俳優活動がとても充実していらっしゃいましたね。

本当にありがたいです。お芝居に関していろんなことに目がいくようになりましたし、良いものは良いと素直に言えるようになったり、自分が今まで培ってきた感覚みたいなものが養えたりしたのかなと思います。

――様々な作品に出演される中で、どんどん感覚が磨かれてきた感じなんでしょうか。

そうだと思います。いろんな共演者や演出家の方とディスカッションをしていくことが増えたので、 自分の気持ちを共有できる仲間がたくさん増えたことが大きいですね。 役者としても少し成長できたのかなと思いますし、自分の意見をしっかりと感覚を持って言えるようになったことは大きいことかなと思います。

どんどん新しいことに挑戦することを忘れずにいきたい

――『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』では、2018年から天祥院 英智役をずっと演じられていますが、演じていくうちに意識や心境の変化はありましたか。

正直、初めて演じた時はいろんなものが怖くてビクビクしながら舞台に立っていたんです。ちょっと言い方が間違っているかもしれないですけど、 今はもう、「英智が舞台に出てきました」って感覚ですかね(笑)。僕がということではなく 、「英智が出てきたから、みんな話を聞きなさいよ」って。

もちろん独りよがりのお芝居をしている訳ではないんですけど、生徒会長が来たらきっとみんな自然と目がいくと思うんですよね。 そういう役を演じさせていただいているからこその自信を少しずつ持てるようになりました。役者としても、役が持つ動きや目線の誘導などを引き出せるようになってきたかなと思います。

――長く演じられているキャラクターだと、だんだん演じやすくなって、自分の身になってくるような感じなのでしょうか。

そうですね。ただやっぱりその中でも、その役の可能性を探ったり、もちろんあんステに限らずですけど、長くやらせてもらっている役に関しては、同じようなお芝居をしても面白くないので、どんどん新しいことに挑戦することを心がけています。

12月からも、ミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ ~新編 里見八犬伝~が始まるので、 さらに新しい松井江を体現できるよう挑戦を続けていきたいです。

もっといろんな役の人生を歩みたいし、いろんな自分が見たい

――原作があるキャラクターを演じるにあたって、大切にしていることや意識していることはありますか。

2.5次元作品に限らずですけど、役を演じることに集中すると、どうしても表面ばかりを気にして浅くなってしまったりすると思うんです。ただ、内面からそういう気持ちにならないと出ない言葉も多かったりするので、どの役をやるにもちゃんと自分がその役になるということを心がけています。上辺だけでセリフを発しないということをモットーにやっているかもしれません。

――それは以前からずっと変わらず大切にされていることなんですね。ここ数年、役者としてたくさん経験を積まれて、考え方や今後のビジョンに変化はありましたか。

「ブルーピリオド」The Stageという作品に出演した時に、鮎川龍二という役をやらせてもらったんですけど、その役柄が今までに全くやったことのない役柄だったんです。 ジェンダーレスの役柄だったので、まずはその役を紐解いていくことに集中しました。初めは難しそうに感じた役所も本番までに少しずつ掴めてきて、今では僕の大切な役になりました。

一見難しそうだと感じる役も、きちんと理解して紐解いていくとちゃんと順序立てて説明できるようになっていくんですよね。さらに、それを人間がリアルに演じることによって、深みが出ていくということがすごく実感できたので、そういう役を演じることができてすごく嬉しかったですし、また今後もやったことのない役に挑戦していきたいなと感じさせられました。もっといろんな役の人生を歩みたいし、いろんな自分も見たいです。

――一見、演じることが難しそうな役でも、きちんと理解して紐解いていけば理解を深めていけることが実感できたんですね。

やっぱり原作を読むだけでは、なかなか役と向き合えなかったりもしますし、単純に外見だけを磨いても自分が役をやる意味がないと思うので。内面から溢れ出るエネルギーというか、熱量みたいなものをしっかり守って演じないと、お客様の心には全く響かないなと感じました。これからもそういう探求心みたいなものは、今まで培ってきた感覚も含めて養っていきたいなと思います。

マイブームは可愛い“彼”

――以前は、休みの日に野球やポケカをして息抜きをされているとおっしゃっていましたが、何か最近のマイブームや息抜きにされていることはありますか。

甥っ子ですね。もうすぐ2歳になるんですけど、本当に可愛くて、すごくなついてくれているんですよ。僕のことを「若」って呼ばせてるんですけど、なんか響きがカッコよくないですか?(笑)「若~若~!」って寄ってくるんですけど本当に可愛くて、彼には幸せになってほしいなって思いますね。なので、趣味は甥っ子って書いておいてください(笑)。

――会えない時は、笹森さんが出ている作品を映像で観たりされているのでしょうか?

家で僕が出ている作品のDVDを流してくれているみたいなんですけど、テレビに出ている人をだいたい若と捉えているみたいで。この前、DVDにspiさんが出てきた時に「若~!」って言っていたらしいです(笑)。

――先ほども、自分の気持ちを共有できる仲間がたくさん増えたとおっしゃっていましたが、最近、俳優仲間の方たちとの友情や青春を感じた瞬間はありましたか。

前川優希とはしょっちゅうメールをしたり会ったりしていますね。

――前川さんとは共演されてからずっと仲良くされているんですね。お二人でいるときはどんな話をされているんですか?

もちろん仕事の話もたくさんしますけど、そうじゃない話もいろいろします。最近彼もポケカを始めたので対戦もしたりして、改めて同い年っていいなと思いますね。

――ポケカもですが、若手俳優の皆さんは共通の趣味が多いイメージがありますよね。先日は野球に続いて、『ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022』にも出演されていましたね。

バスケに関しては、全くの素人だったんですけど、知っているメンバーが多かったので、すごく楽しかったです。みんな熱いし上手くてカッコいいなと思いましたね。

――笹森さんは野球をやられていたので、球技は全般的にできる感じなんでしょうか?

生意気なこと言っちゃいますけど……そうですね(笑)。中学生ぶりくらいにバスケをやったんですけど、割とできました(笑)。

いろんなことを吸収して自分の引き出しを増やしたい

――まだまだお忙しい日々が続きますが、今後の活動についての意気込みを聞かせてください。

今年も忙しかったんですが、来年もありがたいことにさらに忙しくなる予感がしています。新しく挑戦できることもありそうなので、皆さんに見守っていただきながら頑張っていきたいと思います。僕が忙しいってことは、皆さんも忙しくなるってことですから(笑)。ぜひついて来てください。

――来年もさらにお忙しくなりそうですが、笹森さんが今後抱いている野望はあったりしますか。

そんな大それたことではないんですけど、やっぱり素敵な役者さんと素敵なお芝居をしたいなと思いますね。いろんなことを吸収していきたいので、今は盗めるものをたくさん盗んで、 自分の引き出しを増やしたいと思っています。

――ちなみに今まで思い描いてきた夢は、もうすでに叶っている感じなのでしょうか。

けっこう叶っているかもしれないですね。やってみたかった役柄もけっこうできていますし。ミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ ~新編 里見八犬伝~なんてまさにそうで、江だけの作品がいつかできたらいいなと思っていたら、運よくその一旦を担わせていただけることになったので、すごく恵まれているなと思います。

――では、今まで思い描いてきた目標は、すでにけっこう叶っているんですね。

ありがたいことにそうですね。今あるお仕事に120パーセントを注いできているつもりなので、これからもいただいたお仕事に感謝して取り組んでいきたいです。

――では、最後に応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。

気が付けばもう11月ということで、2022年もそろそろ終わりそうな感じですが。今年は本当にいろんな経験をさせていただいて、自分の中ですごく感覚が養われた年だったなと思っています。そうやって成長が実感できたのも、皆さんがこうやって僕のことを気にかけて応援してくださっているからだと実感しています。 2023年、2024年と、体が動く限りはまだまだお芝居を続けていきますので、 今後も温かく見守ってもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。

取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
ヘアメイク:YUZUKI合同会社
スタイリング:森大介

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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