上田堪大インタビュー 『ブルーキャットエレジー』 「メインとなる楽曲は、自分のカラーからはみ出したものがいい」(前編)
INTERVIEW
――10月21日のご自身の誕生日にCDを発売されることに対しては、どんなお気持ちですか?
過去4年間は、全部舞台の上で誕生日当日を迎えてるんです。今年は、その代わりといってはなんですけど、CD発売のオンラインイベントで皆さんにお会いできるので、僕的にはとても嬉しいですね。
――普段役者をメインに活動をされていますが、上田さんにとって「歌うこと」とはどんなことですか?
ただ歌うだけだったら、“心の中を吐き出すもの”ですかね。例えば、一人でカラオケに行ってただひたすらに歌えば、モヤモヤしてた気持ちとかもなくなって、ストレス発散ができますし。
でも、昔から単純に歌うことが大好きではありました。誰も信じてくれないんですけど、昔は(歌が)下手だったんですよ。それこそ、親戚の家族会議に出るくらい(笑)。もともと音楽家系で、いとこがバンドやピアノをやっている中で、僕だけ野球をやっていて。それで周りと比べて、初めて音痴ということに気付いたんですけど、リコーダーや楽器が好きだったので、そこから音程というものを学びました。
やっぱり、本当に飛躍的に上手くなれたのは、さっきもお話ししましたが、自分の声に合ったアーティストさんの曲に出会ってからですね。