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蒼木陣が感じた役者としての変化「数年前に比べると、自分がしたいことに向かう力は強くなった」【シアダンvol.15】(前編)

INTERVIEW

――確かに役者の仕事はどんな職業にもなれますもんね。ちなみに、役作りをする上で大切にしていることはありますか?

役次第なところもあると思いますが、役者としてやり続けなきゃいけないと思っているのは、“価値観を広げる”ことですかね。やっぱり、自分の中にあるものしか出ないと思いますし。昨年、DVをしてるお兄ちゃんの代議士秘書の役をやらせてもらったんですけど、DVっていう概念がこれまでなかったので全く理解できなくて。

ただ、その役と触れ合って掘り下げていく中で、今までの僕にはない概念だったので、その役と出会えたことで僕の中の価値観も広がったなと。役を通して学べることってたくさんあると思うので、自分の価値観を広げる努力は、常にしないといけないと思いました。

――新しい役柄と出会う度に、ご自身の価値観も広がっていったんですね。

はい。最近は行動力もついたなと思っています。いまは、こういう情勢ということもあって、あまりいろいろな場所に行けてないんですけど、これまであまり交わってこなかったジャンルでいうと、少し前にやっていた「バンクシー展」に行きました。見たことのない景色を見ることで、自分の人生観というか人間としても広がりが出るといいなと思って、行動するようになりましたね。

オーディションに落ちた経験は、やっぱり悔しい

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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