福士誠治インタビュー 舞台『Oslo(オスロ)』「会話劇に重点を置いて演じられることがとても楽しみ」
INTERVIEW
――福士さんは、映像作品へのご出演から音楽活動まで幅広く活躍されていますが、舞台へ出演される際は、どんな気持ちで臨まれているのでしょうか?
カットのきかない世界ですし、板の上から目の前にいるお客様に伝えるということでは、ちょっと違うボタンを押しているような気もします。テレビや映画とは集中力の仕方が違うのかな 。でも、ある程度の緊張感と高揚感があって、稽古でやってきた自信みたいなものも持っていきたい。やっぱり、全ては稽古ですね。稽古でやったことを信じて心を開放することが大切だと思います。
――稽古が全ての核となるということなんですね。
そうですね、稽古が全てだと思います。そして、お客様と共有する時間でやっと完成する気がします。無観客での公演もやりました。それはそれで一個の形ではあるのですが、やっぱりお客様がいてくださった方がいいですよね。笑い声や緊張したときの息をひそめる感じとか、それすらも表現の中の呼吸になってくるので。