加藤和樹インタビュー ミュージカル『BARNUM』「今だからこそ、この作品の良さが強く届く」(後編)
INTERVIEW
――ここからは作品にちなんだ質問を伺わせてください。子どもの頃から現在までに観たもので、地上最大のショー(グレイテスト・ショー)だったと感じたものはありますか?
一番「うわぁ、すごい!」って思ったのは、中学生の時に観たL’Arc-en-Cielさんのライブですね。地元で観たんですけど、まさかホンモノがいると思えなくて、最初はニセモノだと思ったんですよ。
――ニセモノとは、また(笑)。
「いやいやいや、名古屋に来るわけないよね」って。歌ってはいるんですけど、「あれはきっと前座で、そっくりさんなんだ」って認識だったんですよ。でも、友達と話しているうちに「あれホンモノだよ」って言われたので、すごく驚いて。それでも興奮した記憶があります。
――ご友人に言われるまで、ご本人たちだと思っていなかったんですね?(笑)
地方のファンからすると信じられないんですよ、目の前に本人がいるっていうのが!(笑) 中学生の自分には一大イベントでした。だから時々、握手会の時などにお客さんから「ホンモノですか?」って言われるんですけど、そう言ってしまう気持ちがすごく分かります。
――(一同笑)。
そしてもちろん「ホンモノです」って答えますよ(笑)。