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平間壮一インタビュー Broadway Musical「IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ」「人間だなと思えるのがこの作品の好きなところ」

INTERVIEW

――昨年からコロナ禍で、中止となってしまった公演などもありましたが、舞台に立つ上でコロナ禍以前との心境の変化などはありましたか?

最初は、自分ではあまりないなと感じていたんです。ミュージカル『ヘアスプレー』がまるまるなくなったっていうことも、まだ稽古に入っていなかったので、なくなったことへの未練もあまりなくて。ただ、ミュージカル『RENT』も途中で中止になって、稽古中からずっとマスクをして、みんなが気を付けながら稽古をしている姿を見ると、やっぱり今までの公演とは違うなと。嫌だとかそういう思いはあまりなかったんですが、本番をやる上では、お客様の存在に助けてもらっているなとすごく感じるようになりました。

今までは、ただただ楽しんでいただけたらそれでいいかなと思っていたんですが、観に来ることに関しても、やっぱり勇気がいると思うし、気を使いながら観てもらう部分も大きいと思うんです。なので、役者人生を繋ぎとめてくださっているという思いはすごくあります。だからその分、今まで以上に繊細にもっと台本と向き合って、真剣に考えてやっていかないと、という思いが増しました。

――こういった環境になって、お客様への感謝の気持ちがより大きくなったんですね。では、舞台に立ち続ける上で、平間さんが原動力としているものはなんでしょうか?

やっぱり稽古中ってしんどいことも多くて、悩むこともたくさんあるんです。でも、気付けばやっぱり芝居のことばかり話していて、もう頑張りたくないと思いながらも、無駄に頑張っちゃってる自分がいるんですよね。文句を言いながらも「全部好きじゃん」みたいな(笑)。なので、“文句”が原動力かもしれないです。こだわってるからこそ言っちゃうみたいなところはありますね。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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