舞台『二子玉川ノ恋』出演キャスト特別インタビュー
「お互いの印象は?」笑いと本音のクロストーク
笹森:今回、3人とも初共演で、田名部さんとはまだ会って2回目ですよね。
河内:私も笹森さんとは3回目くらい(笑)。
田名部:前に笹森さん主演の舞台を観に行ったことがあって、素敵なお芝居される方だなって。だから、今回の共演は本当に楽しみです!
笹森:(嬉しそうな表情でうなずき)……はい。
河内:私も何度か笹森さんの舞台を観に行っていて。回を重ねるごとに演技がうまくなってるんですよ。「同い年だし、いつか舞台でご一緒できたらいいな」って思ってたけど、まさかこんなに早く共演できるとは(笑)。同僚の役だし、これから楽しみです。
笹森:2人とも優しいですね、思ってもないことを。
田名部・河内:思ってますよー!
笹森:めっちゃハードル上がってる。これ終わったらすぐ台本見ます!(苦笑) 僕は中学生のときに(当時、AKB48の)田名部さんを拝見していたので、まさか共演するようになるとはって感じです。
キーホルダー目当てにお菓子を買いに行ったりとかしてたし。地元の友だちから、「お前、AKBの人と共演すんの?」って連絡来ましたからね。
田名部:光栄です(笑)。でもたまにあるんですよ、お客さんから「小学生のとき好きでした!」って声をかけていただくことって。当時、握手会に来てくれていた方も、今は結婚して子どもを産んでたりとか……時代の流れを感じますね。
笹森:僕も不思議な感覚です。河内さんとは以前から同い年と聞いていて共演したいなと思ってたんですけど、まさかこんなすぐに叶うとは。精神年齢で言ったら僕の倍くらいしっかりしてる方です。
田名部:私は河内さんのお年を聞いていなかったので、てっきり自分と近いかなって。落ち着きもあって、大人っぽく見えたから。
河内:精神年齢を鑑定したら、47歳って出たことあります(笑)。田名部さんは、最初はクールな印象だったんですけど、実際にお話したらすごく気さくな方で。この世界に長くいらっしゃる大先輩でもあるので、いろいろ教えていただけたらなって思います。
笹森:俳優歴は僕が一番短いので、座長とか関係なく、盛り上げ隊長みたいになれたらなって。僕自身、変な気負いをせずにやれたらと思ってます。
河内:撮影のときにちょっとお会いしたくらいで、共演者との顔合わせもまだですからね。
田名部:年齢もけっこうバラバラな感じだし。まだ台本しか読んでないですけど、笹森さんの役ってすごく特殊ですよね?
笹森:僕の役には、内面の自分っていうもう1人がいて、実際に舞台にも登場するんです。それを大崎(捺希)さんが演じるんですけど、本当の自分と他人といる自分っていう違いをどう使い分けるのか、体現できるのは面白いだろうなって思います。
田名部:私は彼のためだとか、お仕事のためなら手段を選ばないような女性の役。自分とは真逆だからちょっとドキドキしますけど、楽しんでやれたらなって思ってます。今回、びしょ濡れになってヴィジュアル撮影に挑んだんですけど、その写真を見たファンの方が「高岡早紀さんみたいだね!」って言ってくれたので(笑)。高岡早紀さんを見て勉強しようと思います。
河内:私もヴィジュアル撮影をやったんですけど、台本のなかにまったくその要素がないんですよ(笑)。けっこうボケるようなコメディパートがありつつなので、「どんなスタンスで仕事してるんだろう」とか考えながらやれたらって感じですね。