蒼木陣インタビュー 「いろんな方との出会いを通して“今の自分を残しておきたい”と思えた」
――今回、「海が綺麗」「動物との触れ合い」「自然が豊か」をテーマに絞り込み、 撮影場所を 沖縄に決定されたとのことですが、沖縄は蒼木さんのイメージにとてもピッタリだなと感じました。撮影はいかがでしたか?
本当にずっと楽しかったです。これも、本当にまたご縁に恵まれたと思ってるんですけど。スタッフさん方が、本当にあったかくて気さくで、でも、仕事に対しては真面目に取り組むという方ばかりで。今回、入ってくださったスタッフさんは、全員が知り合いだった訳じゃないんです。
あまり僕は人のことを嫌いにならないんですけど、もしかしたら「相性が良くないな」と思う可能性もある訳じゃないですか。でも、初めてお会いした時から好きになれる、とても相性の良い方ばかりだったので、現地に行ってもずっと笑顔になれるチームでした。その雰囲気のまま、みんなで和気藹々と撮影ができたので、自然といい笑顔が出て、リラックスした表情もたくさん撮ってもらえたのかなって思います。
――一番残したかったのは“笑顔”ということですし、いいチームワークで自然な笑顔が撮影できたんですね。海辺で撮影されたお写真もありますが、11月だとやっぱり寒かったですか?
めちゃめちゃ寒かったです! 沖縄をなめてました(笑)。撮影の日程も、コロナの影響を少し受けてしまったというのもあるんですけど、沖縄だったら暖かいだろうと思ったら、正直海は寒かったです。でも、写真だと寒さは伝わらないと思いますし、「夏音」というタイトルにさせてもらったので、夏っぽさを感じてもらえたらなって。なので、暖かい写真に見えればいいなと思います(笑)。
――今お話にも出ましたが、今回写真集のタイトルが「夏音」ということですが、全体的に夏っぽさを意識した仕上がりになっているのでしょうか?
そうですね。自分のイメージもありますし、写真集を撮りたいと思うきっかけになった陸奥守吉行というキャラクターも、「太陽、明るい、暖かい、夏」というイメージが僕の中で強かったので、役と自分がリンクする部分でもあるなと思って、撮影場所を沖縄にしました。でも、撮影を終えてみてもぴったりだったと思いますね。