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原田優一、太田基裕インタビュー ミュージカル『ダブル・トラブル』 「二人ミュージカルは大変だけどとてもやりがいのある作品」

INTERVIEW

5月2日(日)より埼玉でのプレビュー公演を皮切りに、ミュージカル『ダブル・トラブル』が上演されます。

今作は、出演者は2名のみ、演奏はピアノだけ。歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じると同時に、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など…ありとあらゆる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で表現するミュージカルです。さらに、ダブルチーム編成で、異なる劇場で同じ作品が同時期に上演されます。

今回お話をうかがったのは、〈ブロードウェイチーム〉の原田優一さんと太田基裕さん。出演が決まった時の心境やタップダンスもあるという本作の振り付け、お互いの魅力についてなど、たっぷりとお話をうかがいました。(※取材は4月上旬)

二人ミュージカルは想像以上に大変

――今回、ミュージカル『ダブル・トラブル』へ出演の話があったときのお気持ちからうかがえますでしょうか? 原田さんは、前に一度、二人ミュージカルを経験されてらっしゃいますよね。

原田:二人ミュージカルは、「グーテンバーグ!ザ・ミュージカル!」というものを以前やらせていただいたことがありまして。初演は、福井晶一さんとやらせていただきましたが、稽古中に頭から湯気が出てくる感じで……そのときも、いろんなキャラクターを入れ替わり立ち替わりやりましたが、今回も地獄のような稽古が始まるのではないかと思っています。でも、とてもやりがいがありますし、頂上が高い山に二人で挑戦するということは最初からわかっていたので、今回も覚悟をして挑もうと思っています。

太田:僕は二人芝居をしたことがないのですが、今回はさらにミュ―ジカルで、お芝居だけではなく、歌、ダンスといろいろな要素がたくさんあるので、想像以上に大変で今稽古で驚愕してます(笑)。

――今回、ジミーとボビーという兄弟役を演じられますが、それぞれの人物像をうかがえますでしょうか。

原田:僕は、兄のジミーという作曲担当を演じさせていただきます。二人とも女好きな性格で、いつも女性のことが問題で喧嘩をして失敗してしまうのですが。ブロードウェイ からハリウッドに浮かれて来てしまって、ハリウッドってイメージ的には世界的にエンターテインメントを発信する場所なので、もしも今回の仕事が成功したら世界に発信されて、お金持ちになって、女性にもすごくモテるぞって(笑)そんな安易な性格なんですけど、自分の創る曲には絶対的に自信があるんですよね。すごく自信家ではあるんですけど、野心むき出しのガツガツした感じというよりは、けっこうお坊ちゃま風で。そういった穏やかなところもありながら、変なところで喧嘩しちゃうみたいな部分もあるので、自然にニュートラルに演じたいなと思っています。

太田:お兄ちゃんが作曲担当で、僕が演じるボビーは作詞を担当しているんですけど。お兄ちゃんよりも、割ともっと軽い感じというか、おちゃらけていてお調子者っぽい感じのキャラクターです。それでいて、さらに女好きっていう。お兄ちゃんよりも、割とミーハーで「金持ちになれたら最高だぜ、やっほい」みたいな気持ちでハリウッドに来ている感じですね。

――女がらみで喧嘩はするけど、基本的には兄弟仲は良い感じなんでしょうか?

原田:そうですね。自分たちで「僕らは名コンビだ」って言ってるくらいなので、尊敬もしているしお互いの才能を認め合っているという感じです。ただ、プライベートなところで喧嘩をしてしまうみたいな。仕事の面で作品を創るという部分では、とてもいい組み合わせなんだろうなと思います。

太田:アイスをどっちが食べたとか、本当にちょっとしたことで喧嘩しそうな感じですよね(笑)。だけど才能は認め合ってるみたいな。

――お二人でおよそ10役を演じられるとのことですが、今の時点で一番難しいと感じているのはどのキャラクターですか?

原田:クイックリーという二人のエージェントが出てくるんですけど、それが僕のやる役の中では、かなりキーパーソンを担うキャラクターなので、綿密にやろうと思っています。他のキャラクターに比べて台本の中に特徴がけっこう書かれている役柄で、個性的に創るのが難しかったりもするので頑張りたいですね。

太田: 僕が演じる役の中で助手のシーモアというキャラクターが出てくるんですけど、そのキャラクターは今作の中で、かなり重要なポジションだと思っているので繊細に創っていきたいと思っています。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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