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岸本勇太インタビュー「スキルや感覚をフルに使った、鮮明な表現をしたい」(後編)

INTERVIEW

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-の堂庵和聖役や舞台「アニドルカラーズ キュアステージ」シリーズの不知火颯役など、さまざまな舞台で活躍し、歌手としての顔も持つ「岸本勇太(きしもと・ゆうた)」さん。4月16日から上演中の舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」では、フョードル・D役で出演されています。

THEATER GIRLでは2度目の個別インタビューとなる彼に、後編ではコロナ禍の非日常で見えたものや、挑戦してみたい役柄などについて、じっくり語っていただきました!

インタビュー前編はコチラ

コロナ禍で考えた「人と人との繋がり」

――昨年からコロナ禍が続いています。特に一年前の4月、5月あたりは世の中が完全にストップしたような状態でしたが、その中で考えたことや、心境の変化などはありましたか?

仕事については、みんなが止まっている中であがこうとしても無理なことだなと感じていたので、そこでの心境の変化は特になかったんです。代わりにというか……人と人の繋がりについて、いろいろと考えましたね。人の優しさってすごく素敵で温かいなと感じたし、だから今度は自分も与えられるようになりたいなと。

いつも通り、普通に過ごしていたら分からなかったかもしれないですけど、あの時はちょっとした人の気遣いも感じ取れたし、止まったが故に小さなことにも気付けたんだと思います。

――それは日常生活を通して考えるようになったことだったのでしょうか?

どちらかというと、日常生活ですね。もう少し周りに目を向けて、視野を広く持って人と接していけたら、今まで出会えなかった人と出会えたり、今までは相手に与えられなかったものも、もう少し渡せるようになるんじゃないかなと思って。これまで一歩しか踏み込んでいなかった相手に、もう二、三歩踏み込んでみたら生まれるものもある気がしますし。こういったことは、コロナ禍になって立ち止まってみたから感じられたことだと思っています。

――誰かと気軽に会うことができなくなって、「いつでも会える」と思っていた人とすらなかなか会えない。こうなってみると、コミュニケーションの大切さや温かさが身に染みますよね。

あと、普段は連絡を取っていなかった人に「元気?」って連絡をしてみたりもしました。こういうことも、忙しくしていたらなかなかできないし、相手も嬉しく思ってくれたみたいで良かったなと思って。「自分のことを気遣ってくれたんだ」って感じたら、それでまた繋がりが生まれますよね。これも、この状況になっていなかったらできていなかったと思います。

芝居が止まった世界で、速度を緩めて見えたもの

――ちなみに、お芝居が止まっていた期間には、どんなことをして過ごされていたのでしょう?

ここで「映画をたくさん観てました」みたいに、何か芝居に繋がるようなことをしていたって回答できたら良いんですけど(苦笑)、全然関係ないことをしてました。家のDIYとか。

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記事の続きでは、「自粛期間で気づいたこと」「今後挑戦したい役柄」「文ステ稽古下での驚くべき生活サイクル 」「ファンの方へのメッセージ」などさまざまなエピソードをお読みいただけます。

取材・文:古原孝子
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
ヘアメイク:YUZUKI合同会社

インタビュー前編はコチラ

プロフィール

岸本 勇太(きしもと ゆうた)
1993年7月9日 生まれ、山梨県出身(やまなし大使)「DANZEN AUDITION 2015」にて、ボーカル部門約 2,500 人の頂点に立ち、龍雅のメインボーカルのポジションを勝ち取る。グループ活動休止後、現在はソロシンガーとして活動中。また音楽活動以外で2017 年には B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』原作 :BIG アイドルプロジェクト『B-PROJECT』 ( 総合プロデュース : 西川貴教企画・原作 : 志倉千代丸 ) の金城剛士役に抜擢され、役者としての才能も開花させている。『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-堂庵和聖役、舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」フョードル・D役など様々な舞台で活躍中。

公演情報

舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」

【大阪公演】
2021年4月16日(金)~18日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

【東京公演】
2021年4月23日(金)~5月5日(水・祝)
日本青年館ホール
※一部公演中止。詳細は公式サイトをご確認ください。

原作:映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)」
脚本:朝霧カフカ
脚本協力:内田裕基
演出:中屋敷法仁
協力:春河35

【出演】
中島 敦役:鳥越裕貴
泉 鏡花役:桑江咲菜
芥川龍之介役:橋本祥平
中原中也役:植田圭輔
太宰 治役:田淵累生
フョードル・D役:岸本勇太
澁澤龍彦役:村田 充

公式サイト:http://bungo-stage.com/
公式Twitter:@bungo_stage

企画:舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」製作委員会
制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/ゴーチ・ブラザーズ

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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