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松下優也×彩風咲奈×滝澤諒インタビュー 『THE ALUCARD SHOW』 「新しいものを作る感覚でやれたら」(後編)

INTERVIEW

2026年10月6日(火)より東京・日本青年館ホール、10月29日(木)より大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて、『THE ALUCARD SHOW』が上演されます。

2013年、原作・構成・演出の河原雅彦氏が「日本から世界に発信できるハイクオリティな作品を作りたい」という想いから、音楽・ダンス・映像に溢れ、演劇でもミュージカルでもない新感覚エンタテインメント・パフォーマンスショー『THE ALUCARD SHOW』を創り出しました。

ヴァンパイアをモチーフに、謎のダンサーグループ「アルカード」とカリスマボーカリストに人生を狂わされていく人々を描いた本作。本作のコンセプトを「シンプルに出演者たちのビジュアル、楽曲、ダンス、ステージング、舞台転換など、舞台上にあるモノ全てを隙なく洗練されたものにすること」と河原氏が語る通り、そのミステリアスな世界観と、ハイレベルなダンスパフォーマンスが評判を呼び、上演されるやいなや狂信的なファン“アルカドニア”を生み出しました。

そんな“アルカドニア”、そして噂を聞きつけた人々からの熱狂的な声に押され翌年2014年には再演されるも即完売となり、以降、長い眠りにつき伝説となっていた「アルカード」たち。そんな彼らが再び夜の世界を支配するために目を覚まし、12年ぶりに我々の前に姿を現します。

突如この世に姿を現した「アルカード」のボーカリスト・ブラドを演じるのは、初演・再演でも同役を演じ、圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで観客を魅了、近年はミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険』『キンキーブーツ』など立て続けに話題作で主演を務め、カリスマ性に磨きを掛ける松下優也さん。

「アルカード」のダンサーたちのリーダー・オルロックに、幼少期より培った高いダンススキルを活かし、舞台・ミュージカルを中心に、今年は自身初のBillboard Liveを成功させるなど活躍の場を広げる 平間壮一さんが、松下さんと同じく続投。

カーミラに、ストリートダンス世界大会のチャンピオンになった経歴を持ち、中国produce101でデビューを果たし、日中でソロアーティストとしての人気も誇るSANTAさん。ジルドに、舞台を中心に活動し、昨年末に発表された『Yahoo!検索大賞2025』で、ネクストブレイクカテゴリーの「人物部門」に選ばれるなど今後の活躍が期待される滝澤諒さん。サンジェルミに、2019年に演劇『ハイキュー!!』のメインキャスト・影山飛雄役で俳優デビューを果たし、その後舞台・映像を中心に着実にキャリアを重ねる赤名竜乃介さん。ポプシーに、俳優・ダンサーとして、様々なダンスパフォーマンスショーから舞台・ミュージカルに出演する山野光さん。バットに、幼少期よりダンスを始め、ダンス&ボーカルグループでの活動を経て現在は俳優・アーティストとして表現の場を広げる瀧澤翼さん。ブラド以外言葉を発しない、個性を表現するための高い表現力とダンススキルを持つ新生「アルカード」たちが結集しました。

さらに、マリアのマネージャーウォルターにジョビジョバの結成メンバーである坂田聡さん。ブラドに出会い“アルカドニア”となるサラに、俳優・ナレーターの野口かおるさん。

そして、国民的人気アーティスト・マリアを演じるのは、宝塚歌劇団雪組トップスターとして高い人気を誇り、2024年退団後は本作が3作目の作品となる彩風咲奈さん。

THEATER GIRLは、ブラド役の松下優也さん、マリア役の彩風咲奈さん、ジルド役の滝澤諒さんにインタビュー。後編では、作品にちなんでお聞きした「〇〇のカリスマ」というキャッチコピーや、それぞれが目指す表現者としての姿について語っていただきました。さらに、12年ぶりに上演される『THE ALUCARD SHOW』の魅力や、作品を楽しみにしている皆さまへのメッセージもお聞きしました。

インタビュー前編はこちら

「〇〇のカリスマ」に入る言葉とは……!?

滝澤:目指したいものでもいいんですよね? 少し抽象的になってしまうのですが、「ニヒルのカリスマ」にしたいです。僕、ニヒルって表現がけっこう好きで。どの枠にも囚われない、悪く言えば曖昧だけど、よく言えばミステリアスな、裏側を知りたくなるような表情を作れたら、アルカードの世界にうまく溶け込んでいけるんじゃないかと思っていて。

もちろん表現として、わかりやすく出せるものは出しながらも、あえて曖昧にする表現もしていきたいなと。観てくださるお客さまが「今どういう気持ちだったんだろう」と問いかけたくなるような表現ができたらいいなと思っています。

松下:理想は、「愛のカリスマ」でありたいですね。どの現場でも思うことなのですが、みんながのびのびと、自分たちの才能を出し惜しみなく、嫌な緊張感なく発揮できる現場であってほしいと常に思っていて。お互いにリスペクトを持ちながら、愛を持ってものづくりをしていきたい。今回のアルカードの現場も、楽しく疲れようぜという感じで(笑)。

彩風:私は「強さのカリスマ」でしょうか。マリアという女性は、アルカードマニアのファンたちとは一線を画す存在で、女性キャストが少ない中でも、女性としての強さを持っています。強さ一本というわけではないけれど、強く生きようとしている女性なので。かっこよく生きたいという思いも込めて、“強さ”かなと思います。

滝澤:僕自身、まだアルカードという存在を知っているようで知らない状況で、知れば知るほど謎も魅力も出てくる感じがしています。今の段階では、初めて知る方と同じくらいの知識量でしか見られていないかもしれません。

でも皆さんにお見せする時には、禍々しいパワーを持って現れたいと思っています。舞台上に確かに存在しながらも掴めないミステリアスさや、時には凶器のような鋭さで、これまで感じたことのない気持ちにさせたい。素晴らしいキャストとスタッフの皆さんと時間を共にできるこの機会に、自分の新しい一面やスキルをお届けできるよう頑張ります。

彩風:私も今はまだ全貌をつかめていない状況なのですが、少し知っただけでもこの作品にのめり込みそうで、自分でも怖いくらいです。でも、そののめり込みそうな怖さは、もしかしたら正しい感覚なのかなとも思っていて。素晴らしい皆さんと一緒に、その怖さも含めていろんなものを解明しながら作り上げていきたいです。

松下:『THE ALUCARD SHOW』をご存知の方には説明不要だと思いますが、12年ぶりの上演ということで、初めて知る方のほうが多いかもしれません。一言で言うと、演劇とコンサートが合体して、さらにちょっとイマーシブっぽさもある、体感型のエンターテインメントショーです。お化け屋敷ではないけれど、そういうゾクゾク感もあると思います。

客席に座って観ているお客さんから常に問いかけられているような独特の感覚があって。これだけ歌って踊るこういうスタイルの作品はなかなかないと思いますし、単純に曲もパフォーマンスもすごくカッコいいので。内容はあまり気にせず気軽に観に来てもらえれば、そこが入口になってきっとのめり込んでもらえると思います。キャスト全員めちゃくちゃカッコよくなると思うので、ぜひ観に来てください。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:加古伸弥

【松下優也】
ヘアメイク:ASUKA(a-pro.)
スタイリング:村田友哉(SMB International.)

ニット(1.TEM info@1tem-official.com)

【彩風咲奈】
ヘアメイク:岡田知子(TRON)
スタイリング:田中雅美

【滝澤諒】
ヘアメイク:ASUKA(a-pro.)・ya-ho(a-pro.)
スタイリング:村田友哉(SMB International.)

ジャケット¥59,400(KHONOROGICA/HEMT PR☏03-6721-0882)

インタビュー前編はこちら

公演概要

『THE ALUCARD SHOW』

原作・構成・演出:河原雅彦

出演:
松下優也 平間壮一 SANTA 滝澤諒 赤名竜乃介 山野光 瀧澤翼
坂田聡 野口かおる 彩風咲奈
AYUMI.  decomayu  HIKARU  MIKU  NAGISA  ROZA

【東京公演】
2026年10月6日(火)〜22日(木)
日本青年館ホール

【大阪公演】
2026年10月29日(木)~11月1日(日) 
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

公式サイト:https://alucardshow2026.com/
公式X:https://x.com/alucard_show
公式YouTube:https://www.youtube.com/@THEALUCARDSHOW/featured

企画・製作:TBS / AMUSE CREATIVE STUDIO / AMUSE

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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