木村達成インタビュー ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』「自分の思うように、がむしゃらに挑戦してみてもいいんだ」(前編)
――共演者の方々についてですが、さまざまなミュージカルで活躍されている方もいらっしゃれば、歌手の方もいらっしゃって幅広い面々がそろっていますよね。実際に共演してみてどんなことを感じていらっしゃいますか?
常に高みを目指していろんなことに挑戦する姿や、役を掴み始めている瞬間は見ていて面白いですし、僕も負けていられないなと刺激をいただいています。
そして、皆さんとても優しいです。それだけが唯一の救いです、僕にとって(笑)。持ち前の包容力みたいなものを、皆さんが持っていらっしゃいます。そのおかげで僕も「自分の思うように、がむしゃらに挑戦してみてもいいんだ」と感じながら、稽古に取り組めているのでありがたいです。
取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
スタイリスト:部坂尚吾(江東衣裳)
ヘアメイク:齊藤沙織
衣裳
ニット¥119,000、トラウザーズ¥69,000、シューズ#79,000 (すべてErmenegildo Zegna / ゼニア カスタマーサービス 03-5114-5300)
撮影場所
KITEN TOKYO
https://kitentokyo.com
公演概要
ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』
<東京公演>
2021年9月9日(木)~9月29日(水)
日生劇場
<大阪公演>
2021年10月8日(金)~10日(日)
フェニーチェ堺 大ホール
キャスト:
ダニエル:木村達成・小野賢章(Wキャスト)
アンダーソン:加藤和樹・松下優也(Wキャスト)
ジャック:加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)
グロリア:May’n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生 他
スタッフ:
作曲:Vaso Patejdl
作詞:Eduard Krecmar
脚本:Ivan Hejna
演出:白井晃
公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/jacktheripper2021/
ストーリー
1888年ロンドン。
刑事のアンダーソン(加藤和樹・松下優也)は娼婦だけを狙う、“ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれる殺人鬼(加藤和樹・堂珍嘉邦)を追っていた。残忍な犯行で解決の糸口も見えないため、マスコミを排除し非公開で捜査を進めようとする。 しかしロンドンタイムズ紙の記者、モンロー(田代万里生)はスクープ記事のネタを狙って アンダーソンに近づく。 モンローは、麻薬中毒者で金が必要なアンダーソンの弱みにつけこみ、情報提供の取引に応じさせてしまう。
4度目の殺人現場で、アンダーソンの前に男が現れ「犯人を知っている」と告白する。「そいつの名前はジャックだ」と。 彼は、7年振りにアメリカからロンドンにやってきた外科医ダニエル(木村達成・小野賢章)。 7年前、ダニエルと元娼婦のグロリア(May’n)はジャックと出会っていた。
犯行が重ねられ事件は混迷を極めていく一方。 アンダーソンはダニエルの告発に基づき、おとり捜査を計画するが、ロンドンタイムズ紙は “ジャック・ザ・リッパー”の殺人予告記事の号外を出してしまう。 そして、アンダーソンと彼のかつての恋人だったポリー(エリアンナ)までもが事件に巻き込まれる。
果たして、殺人鬼“ジャック・ザ・リッパー”の正体とは…?
そして、本当の目的とは…?