加藤和樹インタビュー ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』 「この世界で生きるジャックとアンダーソンを丁寧に作り上げたい」(前編)
INTERVIEW
――ミュージカルなど、さまざまな場で活躍されている共演者の方が多くいらっしゃいますが、お稽古場の雰囲気はいかがでしょうか。またお稽古していく中で、楽しみにしていることはありますか?
素晴らしい歌声を持っていらっしゃる方ばかりなので、まずはもう歌声を聞けるだけでかなり贅沢な空間です(笑)。
お芝居に関しても、今回Wキャストの堂珍嘉邦さん、松下優也くんとそれぞれ素敵な個性があるので、自分との違いを見られるのが楽しみです。同じ役に対して自分とは全く違ったアプローチをされているので、そのおかげでいろんなことに気付かせてもらえて。さらに新しい自分も発見できるので、Wキャストでやらせていただけるのは本当にうれしいです。そういう意味では、競演の方がいてくれることに感謝といいますか、とても心強い存在です。
――二役演じることはもちろん、Wキャストだと得られる刺激も多いのですね。
Wキャストは、そこが本当にいいですよね。優也くんと堂珍さんの組み合わせは公演にないのが残念です……。でも、実は少しだけ稽古場で二人の組み合わせも見られたので、得した気分です(笑)。