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辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、林翔太ら出演。『ネバー・ザ・シナー –魅かれ合う狂気-』ゲネプロ&取材会レポート!

REPORT

――サブタイトルに「“もう後戻りはできない・・・。”」とありますが、お二人が今もう後戻りできないと感じていらっしゃることはありますか?

辰巳:僕はバラエティ番組でお尻を出したり、うずらの卵をたくさん食べたり……もう後戻りはできないなと思っています(笑)。先日、この『ネバー・ザ・シナー』の宣伝で番組に出させていただいたとき、僕はローブのモードでスタジオに入ったのですが、メイクさんと目が合って「あ、うずらの卵見ました」と言われてしまって(笑)。そのとき、後戻りできないというより、更新していかないといけないんだなと思いました。こういう俳優の辰巳雄大という部分を、バラエティーに出ている辰巳雄大が越えていかなきゃいけないなと。後戻りせず、進んでいかなければいけないですね。

――心なしか、今マスクされているお姿がうずらの卵を食べているようにも見えてきました(笑)。

辰巳:ちょっと! やめてくださいよ! あれ? なんかうずらの匂いがしてきた(笑)。

――林さんはいかがですか。

林:僕は、そうですね……。以前ジャニーズJr.のときにグループを組んでいたのですが、一人でお芝居をやると決めたとき「もうこれは後戻りできないぞ」という覚悟が自分の中でありました。

――最後に、劇場にお越しになるお客さま、ファンのみなさまにメッセージをお願い致します。

林:実在した事件を題材にしているので、もしかしたら心苦しくなる場面もあるかもしれないですが、作品として考えると、二人の青春物語みたいに映るところもあるかなと思います。こういうご時世で、こうやって舞台をできるだけでもありがたいのですが、観に来てくださったみなさんに何かエネルギーや元気を与えられるような作品としてお届けできたら。二人でセクシーな部分をどんどん出していきたいと考えているので、楽しみに来てくださればうれしいです。

辰巳:レオポルドとローブという実在した人物が起こした事件ということで、実話が持つパワーにくわえて、演劇の持つパワーが組み合わさったこの劇場で、熱い『ネバー・ザ・シナー』になったらいいなと思いながら稽古をさせていただきました。

さらに今回、君塚さんが初の舞台演出をしてくださるということで、僕らカンパニーは君塚さんからたくさんのものをいただきました。願わくば、やはりこの作品を一人でも多くの方に観ていただきたい気持ちが強いです。僕と林翔太さん、そしてこの素敵なカンパニーのみなさんそれぞれが挑戦し、戦っている熱い作品になっています。

今回観に行けない方々もたくさんいらっしゃるでしょうし、観に行かないという判断をされた方もいらっしゃると思います。その方々にもいつか届けられるよう、第一歩となるスタートを切りたいと感じています。何よりまずはこの作品で、千穐楽まで全員無事に走り抜けることを目標に、キャストとスタッフ一同、演劇というものに真摯に立ち向かっていきますので、最後まで宜しくお願い致します。

取材・文:矢内あや
舞台写真撮影:木村直軌
フォトセッション撮影:THEATER GIRL編集部

前島亜美さんのインタビュー(前編)はこちら

前島亜美さんのインタビュー(後編)はこちら

公演概要

『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』

<東京公演>
日程:2021年9月2日(木)~12日(日)
会場:品川プリンスホテルクラブ eX

<大阪公演>
日程: 2021年9月18日(土)~19日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

作:ジョン・ローガン
演出:君塚良一

出演:
辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)

林翔太

荒木健太朗
前島亜美
山岸拓生(拙者ムニエル)

姜暢雄
磯部勉

公式サイト:http://www.nts-stage.jp
公式Twitter:@nts_stage

ストーリー

1924年、夏―――。
アメリカ全土は、数年前に施行された禁酒法の最中にあり、混沌としていた。
そんな中、イリノイ州シカゴで全米が注目する、ある裁判が始まろうとしていた。
裕福な家庭に生まれ育ち、共にエリートと呼ばれたローブとレオポルドが起こした衝撃的な殺人事件。それは当時の世論に「未成年によって行われた犯罪では史上最悪である」と言わしめたほどのものだった。
事件の数年前にシカゴ大学で運命的な出会いを果たした二人は、互いの才能に魅かれ合い信頼関係を深めていた。犯罪小説にのめりこみ空想の中で<完全犯罪>の実行を夢見るようになっていたローブと愛鳥家でニーチェの<超人主義>に傾倒していたレオポルドは、共謀の末に遂に事件を引き起こす。顔見知りの少年ボビー・フランクスを誘拐し、殺害。身代金目的の誘拐を偽装しようと様々な工作を施すが、それは<完全犯罪>には程遠い、稚拙なものだった・・・。警察の捜査の手が及び、やがて彼らは犯行を自白する。明らかになる驚愕の動機、揺らいでいく二人の信頼関係。
二人の命運を握る名うての弁護士・ダロウは驚きの手法で情状酌量の判決を狙うべく奔走するが、厳格な検事・クロウは彼らに厳罰を下すべく毅然と立ちはだかる。裁判で暴かれていく二人の秘密の関係、そして下される判決・・・。
犯した罪と向き合った時、二人の心に去来する思いとは―――。1924年、夏―――。
アメリカ全土は、数年前に施行された禁酒法の最中にあり、混沌としていた。
そんな中、イリノイ州シカゴで全米が注目する、ある裁判が始まろうとしていた。
裕福な家庭に生まれ育ち、共にエリートと呼ばれたローブとレオポルドが起こした衝撃的な殺人事件。それは当時の世論に「未成年によって行われた犯罪では史上最悪である」と言わしめたほどのものだった。
事件の数年前にシカゴ大学で運命的な出会いを果たした二人は、互いの才能に魅かれ合い信頼関係を深めていた。犯罪小説にのめりこみ空想の中で<完全犯罪>の実行を夢見るようになっていたローブと愛鳥家でニーチェの<超人主義>に傾倒していたレオポルドは、共謀の末に遂に事件を引き起こす。顔見知りの少年ボビー・フランクスを誘拐し、殺害。身代金目的の誘拐を偽装しようと様々な工作を施すが、それは<完全犯罪>には程遠い、稚拙なものだった・・・。警察の捜査の手が及び、やがて彼らは犯行を自白する。明らかになる驚愕の動機、揺らいでいく二人の信頼関係。
二人の命運を握る名うての弁護士・ダロウは驚きの手法で情状酌量の判決を狙うべく奔走するが、厳格な検事・クロウは彼らに厳罰を下すべく毅然と立ちはだかる。裁判で暴かれていく二人の秘密の関係、そして下される判決・・・。
犯した罪と向き合った時、二人の心に去来する思いとは―――。

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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